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[東京 3日 ロイター] – 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の119円後半。この日は、過去3カ月のレンジの上限とみなされている120円半ばを目の前に、実需の売りや投機筋の売りが目立った。
日経平均が前日比でマイナス圏に下落すると、ドル/円も119円台後半に沈んだ。
ドルは午前の取引で、実需や投機筋の売りを受け、120円台前半で伸び悩んだあと、株価の下げ幅拡大に合わせて120円を割り込んだ。120円割れの水準では、損失確定売りを巻き込んで一時下げ足を速めた。
市場では「120円台は最近のレンジの上限で、実需筋、投機筋ともに売りが出やすいことに加え、当局サイドから円安抑制的なコメントが出ることに対する警戒感もある」(運用会社)という。119円半ば付近では押し目買い意欲が旺盛だとされるが、現状では上値の重さが意識されている。
実際、内閣官房参与の本田悦郎静岡県立大学教授は、米ウォールストリートジャーナル紙とのインタビューで、ドル/円相場は購買力平価が示唆する「コンフォート・ゾーン」の上限にあるとの認識を示し、一部の参加者の間で話題を呼んだ。
<テクニカル面の壁>
テクニカル面では「120円台は半ばから後半を上抜けできるか否かが焦点。12月半ば以降、ドルは120円半ばから後半で何度も押し戻されており、過去3カ月間のレンジの上限になっている」とみずほ証券・投資情報部、チーフFXストラテジストの鈴木健吾氏は言う。
同上限を上抜けるには、週後半の欧州中央銀行(ECB)理事会で、ユーロ安からドル高が勢いづくか、週末の米雇用統計でドル買いが盛り上がるなど、円サイドの要因というよりはむしろ外部要因が必要だと同氏はみている。 続く…
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