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ノー残業でも「売上がグングン上昇する」フィンランドのオフィス習慣とは

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ノー残業でも「売上がグングン上昇する」フィンランドのオフィス習慣とは

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 ノー残業でも「売上がグングン上昇する」フィンランドのオフィス習慣とは
 

 北欧の国フィンランドといえば、どんなことを連想するだろうか? まず最初にムーミンの細長いキュートな顔や、冬景色を思い浮かべる人も多いかもしれない。

 

 実はフィンランドでは、長時間労働をせずとも生産性の高い仕事が実現できているという。さらに男女格差もきわめて低く、女性がとても働き続けやすい国と言われている。

 

 今回はそんなフィンランドのオフィス環境の秘訣について、OECDの調査報告や、フィンランド駐在経験を持つ田中健彦さんの著書『フィンランド流 社長も社員も6時に帰る技術』を参考にしつつ、探っていこう。

 
 

 ■1:上司も部下も家庭と余暇を優先する

 

 OECDの調査によると、フィンランドのフルタイムワーカーは、男性も女性も平均して約15時間を睡眠や自分と家族のために使うのが普通だという。

 

 上司も部下も、定時までに集中して仕事を終わらせ、私生活を充実させる努力をしているようだ。

 

 「時間内に仕事を終わらせ、余暇を楽しむ」、このメリハリが仕事の生産性をあげたり、新しいアイディアを生み出しているといっていいだろう。

 

 

 

 ■2:メールの“CC”や“BCC”は最小限に

 

 日本では、メールをやり取りする際に“参考までに部長と課長と主任にCCで落とす”といったことがあるだろう。部下が増えれば増えるほど、管理職のメールボックスは未読メールで占められていくことになる。

 

 田中さんの著書によると、フィンランドにはそうした習慣が根付いていないと言う。

 

 そもそも上司に報告・連絡・相談する“ホウレンソウ”が重要視されておらず、上司も部下のやり方に干渉しないのが鉄則だそうだ。

 

 よって、上司がメールの洪水に飲みこまれることも、部下が“ホウレンソウ”に時間をとられることも少ない、というわけだ。

 

 努力や過程より、“期日までにキチっと仕上げられた結果”が全てだとされるため、ある意味シビアな世界ともいえるかもしれないが……。

 
 

 ■3:会議よりフランクなスタンディングミーティング

 

 日本では、喫煙室で経営陣や他部署の人達との交流が生まれ、「喫煙室でちょっと小耳にはさんだのだけどさ」なんてこともあるが、フィンランドのオフィスには、みんなが自然に集まって打ち合わせをしたり、情報交換する場所があるという。

 

 田中氏の著述によると、日本の企業では

 

 <若いエンジニアは、どうしてもそれぞれの殻に閉じこもって仕事をしていて、隣の仲間がどんな仕事をしているかどうかも知らない>

 

 ということも珍しくないとのことだが、タバコを吸わなくても、“夜の飲み会”に顔を出さずとも、このようなスペースを設けることで社員同士の縦のつながり、横のつながりが活発になり、アイディアも多く生まれているという。…

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