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俳句では冬の季語にあたる「マスク」。しかし、昨今では花粉症対策のほか、顔を隠す“だてマスク”の需要もあって通年アイテムとなりつつある。そんな生活の一部になったマスクに近年、カラーアイテムや柄付きなど、デザイン性の高いアイテムが続々と登場し、女性たちから注目を集めている。
<写真>くまモン、ハローキティ… 驚きのデザインマスク
■大人女性に人気の機能性&デザイン性両立マスク
薬局等で購入できるマスクも、最近ではこすれてメイクが落ちないように設計しているもの、香り付き、淡いカラー付きなど、さまざまな商品が発売されているが、近年女性たちの間で話題なのが、一般のマスクよりもデザイン性が高い、雑貨店発のマスクだ。
雑貨ブランド 「Kraso(クラソ)」では、10年以上前からさまざまなタイプの商品を販売。「市場にあるマスクは味気ないから少しでもかわいく、という理由のものもあれば、(機能性に加え)せっかくならおしゃれなデザインにしたというものもあります」(広報)。商品によって多少違いはあるが、チェックや花柄、パステルカラーを配色した商品は35~45歳の女性たちから支持されており、「安定的な売れ行き」(同)だという。
ガーゼ商品を多く手掛ける和雑貨の「京都くろちく」でも、数年前に和柄のガーゼマスクを発売したところヒット。一度は生産を終了したものの、最近のマスクブームを受けて2年前から再び製造を開始したところ、昨年は1万枚を超え、今年は現時点で前年比1.3倍の伸びを見せている。購入者の男女比は1:9で、圧倒的に女性が多い。「年齢層は幅が広いですが、中でも30代の支持が大きいです」(広報)。
■10~20代女子にウケているユニークデザイン
SNSから人気に火が付き、10~20代の若者世代にウケているのが、見た目のインパクト重視のユニークマスクだ。2012年10月に誕生したマスクブランド「gonoturn(ゴノタン)」は、着けるだけで楽しく、かわいくなれるアイテム作りがモットー。人気キャラクターやモデルとのコラボなど、ユーモラスな商品展開を行っている。
マスクにはぬいぐるみ素材を使用しているため冬場の売上が大きいが、「手軽な仮装が楽しめることもあり、ハロウィン時期にも動きがあります」(広報)。みやげやプレゼント需要も高く、毎期順調に売上を伸ばしているという。「自撮りがかわいく盛れる、との声がとても多く、まさに現代を象徴するアイテムではないかと思います」(同)。
当初は風邪やインフルエンザ、花粉症などの対策でつけていたマスクも、今や防寒や肌の保湿、紫外線対策、スッピン隠し、可愛く見せるための“盛り”アイテムなど、さまざまな活用法が生まれている。文化の進化に伴いアイテムの幅も広がっているマスクは今後、オシャレアイテムとしても歩みを進めていくのかもしれない。