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水しぶきを上げて入水するダイナミックさが人気の、水陸両用バス「スカイダック」。その入水地点となっているのが東京都江東区にある「旧中川・川の駅」だ。
江東区が2013年3月に開設した旧中川・川の駅は、新たな水辺のにぎわい拠点として整備され、今年で開設2周年。それを記念したイベント「リバーフェスタ江東 旧中川・川の駅2周年」が3月14日(土)・15日(日)に行われる。
今年で3回目を迎える同イベント。そこで今回は、イベントの実行委員会であるNPO法人江東区の水辺に親しむ会の理事長須永淑子さんにお話を伺った。
まずは昨年行われた第1回目では、どんな催しが人気だったのだろうか。
「一番人気は、やはり乗船体験です。リバーフェスタでは、水陸両用バスに大人1000円で乗れます。ほかにも雰囲気のある手漕ぎの和船や、転覆せず沈まない設計の小型ヨット・アクセスディンギーや、カヌーに乗ることができるんです」
水陸両用バスは、2900円で東京スカイツリー近辺を走行するツアーがある。普段より時間は短めということだが、お得に楽しめるとあって人気のようだ。ちなみに、お子さんに特に人気なのは小型ヨットとのこと。
「今年もメインテーマは『川で船に乗る体験をしよう』です。“船に乗るってこんなに楽しいんだ!水辺から見る景色ってこんなに新鮮なんだ!”と感じていただけたらうれしいですね」
そのほかにも、会場では江東区グルメが楽しめる川のマーケットが開かれる。
江東区グルメといえば、森下の人気パン店・カトレアの「カレーパン」や、亀戸の老舗「佐野みそ」。完売必至の大島メイカセブン「薄皮あんぱん」は開くと驚くほどあんこが詰まっている。そんな江東区グルメをゲットして、水辺のオープンカフェでくつろぐのもおすすめの過ごし方だ。
最後に、このイベントを通じての思いを、須永さんに語っていただいた。
「江東区は、川や運河が縦横無尽に巡る水の街。そのような環境でも、水辺で遊んだり、船で移動をしたことがない方がほとんどです。『旧中川・川の駅』は、災害時に避難や物資の運搬などで利用できる防災拠点でもあります。水辺が、普段の生活で利用できる場所なんだとイベントで知っていただけたらと思います」
かつて“水の都”と称された江戸の名残を残す江東区は、川の氾濫や水質汚染という難題を乗り越えてきた。そして、これからはこういったイベントが、「水辺を楽しむ豊かな街をつくりあげる」という目標の第一歩になるのではないだろうか。