社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
トヨタ自動車の株価が17日の東京株式市場で一時、8369円まで上昇し、約8年ぶりに上場来高値を更新した。従来の最高値は2007年2月27日につけた8350円。17日の終値は前日比58円高の8338円だった。
トヨタは15年3月期の連結営業利益が2兆7000億円と過去最高を更新する見込み。今春闘が比較可能な02年以降で最高となる4000円のベースアップで事実上妥結したことも、好業績の反映として市場で好感されたとみられる。
トヨタの株価は、世界販売台数が937万台と当時の過去最高を記録した07年に上場来高値を更新。その後はリーマン・ショックや大規模リコール(回収・無償修理)問題、円高、東日本大震災などが影響して業績とともに株価も低迷し、11年11月には2300円台に落ち込んだ。
営業利益が5期ぶりに1兆円の大台に乗せた13年3月期から株価も回復基調に転じた。デンソーやアイシン精機などグループ各社がからむ大規模な事業再編に着手した昨秋には7000円を突破。今月、専務役員らに権限を集め、副社長は中長期の視点で意思決定を担うことなどを柱とした新体制を発表して以降、株価上昇に拍車がかかっていた。【和田憲二】