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日本郵便は6日、小ぶりの雑貨や手紙などをA5サイズの専用封筒に入れて送れる新しい郵便サービス「スマートレター」を4月3日から始めると発表した。180円の全国一律料金で、ポストに投函(とうかん)すれば送付先の郵便受けに配達される。インターネット上のフリーマーケットやオークションなど、個人同士で荷物をやり取りするニーズに応えるとしている。3月末でライバルのヤマト運輸がメール便「クロネコメール便」を廃止することもあり、手紙も送れる安いサービスを充実させて利用者増につなげたいとの思惑があるとみられる。
スマートレターは、既存の郵便サービス「レターパックライト」(A4サイズ、厚さ3センチ、一律360円)などより小さいサイズだが、料金を安くしたのが特徴。文庫本が2冊入る大きさで、日本郵便は「書類も送れるし、手紙などを添えたプレゼントも安心して送れる」としている。
専用封筒は、需要の多い東京都内の郵便局、コンビニで販売を始め、順次、取り扱い地域を広げ、今秋には全国で購入できるようにする。日本郵便の通販サイトでも買える。
ヤマトのメール便は手紙などの信書を送れないものの、厚さ2センチのA4サイズが全国一律164円と日本郵便の既存サービスよりも安く利用できた。しかし、信書を送り、利用者が郵便法違反で書類送検されるケースが相次いだとして、山内雅喜社長は「信書の定義や範囲があいまい。客が容疑者になるリスクを放置できない」とメール便廃止を決定。後継サービスとして、個人向けに現在の宅急便よりも小ぶりの荷物を送れるようにした。ただ、メール便に比べて大幅に割高になっている。【横山三加子】