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[ロンドン/フランクフルト 11日 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は、ECBは新たな国債買い入れプログラムで損失が発生することを回避するため、利回りがプラス圏にある長期債を中心に買い入れを実施するとの見解を示した。
ノボトニー総裁は11日、ブルームバーグとのインタビューで「利回りがマイナスとなっている国債を買い入れれば、将来的に損失が発生するというリスクを伴う。期間が長めの国債を買い入れることによって、そうした状況を回避することになるだろう」と語った。
そのうえで、「予見可能な損失への関与は、中銀の評判を損ないかねない」と述べた。
さらに、ECBの大規模な国債買い入れプログラムによるユーロ圏経済やインフレへの効果が明確になれば、国債利回りは上昇を始めるだろうとの見方を示した。
ノボトニー総裁はまた、独フランクフルトで開催されたECBウォッチャーズ会合で「為替相場はECBの政策目標ではない。他の問題からの副次的影響によるものだ」とし、「現状を通貨安戦争とみなすことは誤りだ」との考えを示した。
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