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*08:25JST 前場に注目すべき3つのポイント~任天堂“インパクト”に期待へ
18日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:FOMC待ちのなか、市場の関心は任天堂に
■外資系証券の注文動向:差し引き2530万株の売り越し
■前場の注目材料:任天堂<7974>とディーエヌエー<2432>、スマホゲーム開発で資本業務提携
■FOMC待ちのなか、市場の関心は任天堂に
☆日経225想定レンジ:上限19480円-下限19380円
18日の東京市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。17日の米国市場ではNYダウが120ドル超の下落となった。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を翌日に控え、利益確定の流れが先行。また、原油先物相場の下落や予想を下回る経済指標の発表が相次いでいることが嫌気された。
ただし、シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の19380円と底堅い。FOMCの結果待ちとなるなか、日経平均は昨年来高値レベルでのこう着といったところか。もっとも、本日の市場の関心は、任天堂<7974>の動向に集まりそうである。任天堂は、ディーエヌエー<2432>とスマートフォン向けのゲームの開発などを共同で進めるため、相互の株式を持ち合う形で資本提携することで合意したと発表した。
この発表を受けてADR(米国預託証券)では東証比で25%超の上昇となっており、他のゲーム株などへの波及が意識されやすい。一方でゲーム機などを手掛ける企業については相乗効果に期待するのか、もしくはゲーム機衰退との見方になるのかを見極めたいところか。
そのほか、18日から20日までミシェル・オバマ大統領夫人が訪日する。ファーストレディーとなって初の日本訪問。18、19両日は東京を訪れ、20日には京都に移動し、清水寺や伏見稲荷大社を訪れる。京都関連などに関心が向かうか。また、2月の訪日外国人客数が発表される予定である。「春節」効果から大幅に伸びることは間違いなく、これが改めてインバウンド物色に向かわせるか、もしくは材料出尽くしとなるかが注目されるところ。
■外資系証券の注文動向:差し引き2530万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り4390万株、買い1860万株、差し引き2530万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
3月11日(水):60万株の買い越し
3月12日(木):90万株の売り越し
3月13日(金):620万株の買い越し
3月16日(月):230万株の買い越し
3月17日(火):570万株の売り越し
■前場の注目材料
・任天堂<7974>とディーエヌエー<2432>、スマホゲーム開発で資本業務提携
・ベア過去最高相次ぐ見通し、ホンダ<7267>なども
・政府、地方創生の柱として中堅企業を重点支援へ
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:45 2月貿易収支(予想:-9866億円、1月:-1兆1791億円)
《KO》