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[注目トピックス 日本株]あらた Research Memo(8):通期は減収減益見通しも、足下の回復基調を受け上振れ余地

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[注目トピックス 日本株]あらた Research Memo(8):通期は減収減益見通しも、足下の回復基調を受け上振れ余地

 [注目トピックス 日本株]あらた Research Memo(8):通期は減収減益見通しも、足下の回復基調を受け上振れ余地

 *17:19JST あらた Research Memo(8):通期は減収減益見通しも、足下の回復基調を受け上振れ余地
 
 ■決算動向
 
 (3)2015年3月期見通し
 
 あらた<2733>の2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比4.1%減の625,000百万円、営業利益が同35.2%減の2,900百万円、経常利益が同38.5%減の2,700百万円、当期純利益が同50.7%減の1,200百万円と前回予想を据え置いている。
 
 第3四半期までの過去平均進捗率との比較で見れば、消費増税の影響がない2011年3月期~2013年3月期の3期平均では、売上高が78.0%、経常利益が80.1%の水準であった。これに対して2015年3月期の第3四半期までの進捗率は売上高が78.0%、経常利益が74.7%となっている。売上高に関しては、期の前半が消費増税の反動減があったこと、足元の売上げが回復基調となっていることから判断すると上振れの余地はあるとみられる。
 
 また、経常利益に関しては過去平均を下回っているものの、2015年3月期は白元の貸倒引当金繰入の影響が入っており、この影響を除いた進捗率で見れば78.9%とほぼ過去平均並みとなっている。売上高の回復に加えて、利益面では受託物流事業の損益改善が第3四半期以降進んでいることもあり、利益ベースでも会社計画を上振れする可能性は高いと弊社ではみている。
 
 受託物流事業に関しては、第3四半期より顧客に対するサービス料率の改定を実施したほか、庫内作業の効率化を進めたことで、収益性が改善に向かっている。同事業は下期もまだ営業損益ベースで水面下ではあるものの、通期では前期比で300百万円程度の増益要因になると見込まれている。
 
 その他、同社が注力中の自社ブランド「アドグッド」商品に関しては、2014年4月に商品開発部を新設し、ナショナルブランドに匹敵するだけの商品力を持つ新製品の開発、販売を強化している。こうした取り組みにより、「アドグッド」の第3四半期累計売上高は前年同期比49%増と好調に推移、2015年3月通期では前期比400百万円増の2,100百万円を見込んでいる。
 
 物流体制の整備に関しては、北東北の物流拠点として北上センターを建設し(投資額5,600百万円)、11月中旬に一部業務を開始、2015年2月から本格稼働している(年間出荷高能力300億円)。2013年に稼働した新江南センターと同様、最新の物流エンジニアリングを導入し、生産性の向上が期待される。…

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