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*16:41JST 三機工業 Research Memo(2):旧三井物産の機械部が母体、日本経済の成長とともに同社も拡大
■会社概要
(1)会社沿革
三機工業<1961>は1925年に旧三井物産<8031>の機械部を母体として設立された建築設備工事会社である。最初の大型工事である東洋レーヨン(現在の東レ<3402>)の滋賀工場と青森製氷の冷蔵倉庫から始まり、当初は暖房、衛生、鉄骨工事や建材などを扱っていた。その後、電気工事にも進出し、建築設備の一貫した企画・設計・施工を主たる業務として事業展開している。
戦後は朝鮮戦争特需によって業績を伸ばし、1958年には資本金が1,000百万円を超えた。その後は東京オリンピック関連のプロジェクトにも参画、日本経済の成長とともに同社も業績を伸ばした。事業分野も空調、衛生、電気などの建築設備事業から、搬送機器、搬送システム、水処理、廃棄物処理等へ拡大し、現在では国内トップクラスの建築設備会社となっている。社歴からも明らかなように、三井グループの一員でもある。この間、株式については1950年に東京証券取引所に上場されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《FA》