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音楽配信サービス“Spotify”。日本でサービスはまだ開始されていませんが、サービス名を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。未定ではありますが、Spotifyの日本進出はかねがね噂されています。
関連記事:『音楽配信市場の巨人”Spotify”に対抗し得るモデルを考えてみる』
以下の文章は、“Spotify”の創設者であり、CEOでもあるダニエル=イーク氏がアメリカのインタビュー番組『Charlie Rose』に出演した際に、音楽市場、Spotifyについて語った内容をまとめたものです。
ダニエル=イーク氏:音楽市場はお金目当てで飛び込むようなところではないと思います。私が音楽産業に飛び込んだ理由は、「“音楽”と“テクノロジー”への情熱」そして、両者をつなげたいという強い思いでした。
我々は、Spotifyというサービスを“公的な音楽再生ツール”として開始しました。しかし今、ユーザーはSpotifyを“公的な音楽再生ツール”ではなく”Spotify”として利用しています。それほど、Spotifyは私たちの日常に溶け込んでいるのです。
我々は今後、Spotifyを“音楽を聴くためのツール”から“音楽を生み出すためのツール”へと進化させていこうと考えています。
ミュージシャンがより創造的になれるプラットフォームを提供し、人々が音楽の中に見いだす「意味」や「価値」をさらに押し広げていきたい。
私にとって、これらの目標はどうしても辿り着きたい『聖杯(※英語で“聖杯=Holy Grail”とは極めて達成困難な目標の喩え)』 なのです。
私は、SpotifyはiTunesよりもずっと良いモデルの音楽配信サービスだと思っています。現に、私の故郷スウェーデンでは、音楽産業全体における総収益の70%をSpotifyが占めています。
また、面白いことに、CDの売り上げも伸びているのです。
今後、大部分のリスナーはサブスクリプション型音楽サービスに走ると思いますが、それでも尚、人々は音楽を買うことに対して、お金を払うことを惜しまないでしょう。これが、私が考える音楽市場の未来です。
Cited bySpotify CEO Daniel Ek: Don’t Be in Music Industry for Money, Translated byKazuhisa Orikawa, Photo bySorosh Tavakoli