社会そのほか速
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原子力規制委員会は22日、東北電力の海輪誠社長らを招き、安全性向上への取り組みに関し意見交換した。海輪社長は女川原発の被災経験を踏まえ、「常に安全性を見直していくことは極めて重要だ」と述べた。
東北電は女川原発建設前、当時3メートルだった津波の想定に対し、標高14.8メートルの敷地を掘削せずに施設を建設することを決定。結果的に、東日本大震災の津波(高さ約13メートル)の被害を免れた。
規制委から、当時の安全文化が残っているかと問われた海輪社長は「先輩方に感謝している。安全に対する考え方は肝に銘じて引き継いでいかないと」と答えた。
震災当時、女川原発の所長だった渡部孝男常務は、本社の支援でスムーズな対応ができたとし、「本社に、理解が早く対応できる人がいたのが幸運だった」と述べた。規制委に対し、現地の検査官だけでなく東京にも各原発ごとの担当者を置き、平時から意思疎通を図れるよう提案した。
更田豊志委員長代理は「癒着があっては困るが、緊急時対応を考えると、各原発の担当者の顔が浮かぶような体制をつくっておいた方がいい」と述べ、検討を進める意向を示した。