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アメリカのF22「ラプター」や中国の「殲20」など、各国が開発に取り組んでいるレーダーに映りにくい第5世代ステルス戦闘機。日本もまた「心神」という日の丸ステルス機の開発を進めていたが、このたび政府が本格的に取り組む方針を発表した。
今のところアメリカとの共同開発も視野には入れているものの、国産の戦闘機が誕生するのは戦後70年の歴史で初めて。しかも日本が世界をリードする複合材技術や電子技術がふんだんに盛り込まれ、その性能はアメリカのF-22「ラプター」を部分的ではあるが上回るものを目指している。
ステル性を検証するためのモックアップ。高い性能が確認された
特に注目されているのがエンジンだ。IHIが開発した「XF5-1」は推力5トン級のエンジンだったが、今後は3倍の15トンまで性能を上げる予定だ。世界的に見ても15トン級のエンジンを作る技術を持っているのは、アメリカのプラット・アンド・ホイットニーやゼネラル・エレクトリック、イギリスのロールスロイスなど数えるほどしかない。このエンジンが実現すれば、世界トップの性能となることは間違いない。
IHIが開発した「XF5-1」。日本の高い技術力によって実現した
この国産ステルス機の実現は国防や安全保障だけでなく、経済的にも大きな影響を持っている。防衛省の試算によれば、航空機産業や関連産業の消費拡大などで、8兆3000億円にものぼるとされている。日の丸ステルス機の実現が、日本を大きく変える可能性は高いのだ。