社会そのほか速
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福島第一原発事故から4年を迎え、原子力規制委員会の田中委員長が職員に向けて訓示を行い、「事故を風化させてはならない」と呼びかけました。
「一部では事故の教訓を忘れつつある風潮もありますが、私たち規制の責任を担う者は、絶対に福島の教訓を風化させてはなりません」(原子力規制委員会 田中俊一委員長)
原子力規制委員会の田中俊一委員長は、原子力規制庁の職員に対して行った訓示でこのように述べた上で、震災で被害を受けた福島県に「福島第一の事故が追い打ちをかけた事実はぬぐいされない」として、規制行政の責任の重さを訴えました。
田中委員長は廃炉措置について、「紆余曲折しながらも着実に進んでいる」とする一方で、労災事故や汚染された雨水が海に流出した問題をはじめ、トラブルが相次いでいることをあげ、「リスクを顕在化させないという戦略的な取り組みと進捗状況を、正直に福島県民に伝えることが大切だ」と述べました。(11日19:54)