社会そのほか速
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東京電力福島第一原発事故を機に、エネルギーを巡る論議が起こる中、藤本正人市長が「生活を変えるべきだ」とエアコン設置を中止したのに対し、保護者らが「学習権の侵害だ」と反発し、直接請求によって住民投票が行われることになった。15日に投開票される。
エアコン設置の是非を問うのは、市立の47小中学校のうち航空自衛隊入間基地周辺にある29校。自衛隊機の騒音対策として特殊なサッシが取り付けられており、夏でも窓を開けにくい状態という。住民投票では、20歳以上の市民(選挙人名簿登録者)に、設置に賛成か反対かを選んでもらう。
同市の小中学校では、普通教室にエアコンがなかったが、市は2006年、基地に近い3校を対象に先行して設置することを決めた。しかし、原発事故後の11年10月に就任した藤本市長は、「扇風機でも暑さに対応できる。便利さや快適さを優先させてきた生き方から、自然との調和を図っていく方向に進むべきだ」とし、設置済みの1校を除く2校のエアコン設置を取りやめた。
これに反発した保護者らは、8000人以上の署名を集め、住民投票条例の制定を直接請求。昨年12月の市議会で同条例が可決された。