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1票の格差訴訟で、広島高裁岡山支部が「違憲状態」と判断したことを伝える弁護士ら=28日午前、岡山市
「1票の格差」が最大2.13倍だった昨年12月衆院選の区割りは違憲として、弁護士グループが全295選挙区の選挙無効を求めた訴訟で、岡山県内の計5区についての判決が28日、広島高裁岡山支部であった。片野悟好裁判長は区割りが違憲状態だったと認めたが、「合理的期間内に是正されなかったとは言えない」と述べ、無効請求は棄却した。
全国14高裁・支部で起こされた計17件の訴訟で最後の判決。判決の内訳は違憲1、違憲状態12、合憲4となった。原告側は上告しており、最高裁が年内にも統一判断を示すとみられる。