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沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事が米軍普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設で岩礁破砕許可の取り消しに向け、週内にも最終調整に入ることが22日、分かった。許可取り消しで海底ボーリング調査など防衛省の海上作業を阻止する狙いがある。防衛省はボーリング調査には岩礁破砕許可は不要との主張を崩さず、許可が取り消されても調査を続行する方針だが、埋め立てを行えなくなる恐れがある。
防衛省は12日に辺野古沖でボーリング調査を再開するにあたり、ブイ(浮標)とフロート(浮具)を固定するコンクリート製ブロックを臨時制限区域内に投下した。
県は岩礁破砕を許可した埋め立て予定区域の外でブロックが投下され、サンゴ礁が傷つけられたとして、協議や岩礁破砕許可の取り直しなどの手続きを行うよう指示したが、防衛省が拒否しているため、許可取り消しを検討している。