社会そのほか速
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昨年11月に発売したところ、初日で初回生産分の約900食を完売する人気ぶり。その後も、6回にわたって追加生産し、約2か月半で約8000食が売り切れた。市農林課は「こんなに売れるとは。40年続く味という個性が人気を集めたのだろう」とほくほく顔だ。
同署では、泊まり勤務の消防士らの土日の夕食を自分たちで作っており、いつでも食べられ、作り置きができるという便利さから、カレーの日が多いという。片岡聡一・同市長が2年前に同署で食べたカレーの味を気に入ったことがきっかけになり、新見市の食品メーカーが生産、農産物や加工品などを扱う市の公社が販売している。
材料には国産の牛すじ肉や、タマネギなどを使い、同課は「辛さを抑えて子どもからお年寄りまで食べやすい味に仕上がった」としている。外箱には、約40年前の消防車の写真などを使った。1食(200グラム)500円(税込み)で、市役所や市消防本部、国民宿舎サンロード吉備路(総社市三須)などで販売している。
市は、カレーの箱を持った片岡市長が登場する動画をホームページにアップ。さらに、市消防署の消防士らをモデルにした今年のカレンダーを初めて製作して相乗効果を狙うなど懸命にPRを続ける。佐田明・消防長は「本部では、カレーは毎回、30人分ほど作っており、緊急に出動して戻ってもすぐに食べられるので便利だ。今回、伝統の味が再現されている」と太鼓判を押す。
サンロード吉備路を訪れて試食した人(82)は「こってりとしてこくがあり、牛すじが入っているのでスタミナがつく。辛さもちょうどいい」と10食買い求めていた。(冨浪俊一)