社会そのほか速
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元最高裁長官の町田顕(まちだ・あきら)氏が5日、病気のため死去した。78歳だった。山口県出身。葬儀は近親者だけで済ませた。お別れの会が行われる予定だが、日時は未定。
1959年東大法卒。61年東京地、家裁判事補。東京高裁部総括判事や福岡、東京高裁長官を経て2000年に最高裁判事に就任した。02年11月から06年10月に退官するまで最高裁長官を務めた。
最高裁での勤務が長く、司法行政に精通。長官時代は、裁判員制度の導入に向けた準備などに尽力した。
長官在任中の主な裁判では、在外選挙権訴訟の大法廷判決で、在外邦人の選挙権行使を一切認めなかった改正前の公選法、比例代表のみを認めた改正後の同法規定をいずれも違憲と判断。管理職への外国人登用を制限する東京都の「国籍条項」が違憲かどうかが争われた訴訟の大法廷判決では、合憲とする判断を示した。07年に桐花大綬章。