社会そのほか速
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大阪で23歳の女性が警察官に殺された事件で、警察署長の発言が遺族の怒りを買っています。この署長は葬儀にも出席せず、部下が引き起こした事件を「トラブルになった」と表現しました。被害者対策に力を入れる警察がこんなことでいいのでしょうか。一部始終を聞いて下さい。
「(水内被告が)なぜこういうトラブルになったのか。私も『えーっ』と思って」(阿倍野署 署長)
「トラブルって何ですか?うちは娘、殺されたんですよ」(遺族)
これは、亡くなった白田光さん(23)の遺族と大阪府警阿倍野署の署長らが面会したときの音声です。
今年1月、大阪市東住吉区のマンションで、白田さんが首を絞められ殺害された事件。殺人の罪で逮捕・起訴されたのは、交際相手で大阪府警阿倍野署の巡査長だった水内貴士被告(27)でした。
遺族によりますと、事件後、大阪府警から謝罪は一切なく、先月5日になって、遺族が白田さんの自宅を片づけに大阪に赴いた際、ようやく水内被告の上司だった阿倍野署の愛甲哲也署長から申し入れがあり、面会しました。しかし、署長らの姿勢は、謝罪とはほど遠かったといいます。
「『彼がこんなトラブルを起こすなんて』と言われた。“トラブル”という言葉を謝罪に来る方がおっしゃるのかなと」(白田さんの父親)
「(水内被告は)結婚して間なしで、言葉は悪いが、幸せの絶頂期なのに、なぜこういうトラブルになるのか」(阿倍野署 署長)
「トラブルって何ですか?」(白田さんの父親)
「トラブル?トラブルを起こしたということです」(阿倍野署 署長)
「うちの娘が原因で、ととれるような。トラブルって何ですか、トラブルって。うち(娘を)殺されたんですよ」(白田さんの父親)
また、先月行われた葬儀に大阪府警から参列も弔電もなかったことや、それまで謝罪もなかったことについては・・・。
「(水内被告が)なんでそういうことをしたんだと、自分の中でも納得いっていない状況で。ちょっと今は・・・私も生身の人間ですから、『(葬儀に)行けそうにないんです』と(大阪府警本部に)言ったら、『分かった』と言われ、参列しなかった。言い訳ですけど、(被害者支援の窓口に)『お会いしたい』と言ったのは本当なんですが、『今、ご遺族に行くタイミングじゃない』と聞かされた」(阿倍野署 署長)
さらに、水内被告の両親に責任転嫁するような発言も繰り返しました。
「このような事件を起こしたのが水内被告だとすれば、水内被告の両親も・・・と思っていた。…