社会そのほか速
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大型サイクロン「パム」の被害を受けたツバルを含む南太平洋にある三つの島嶼(とうしょ)国の代表が17日、仙台市で記者会見し、国際社会に財政、技術両面での災害対策支援を訴えた。南太平洋の多くの島国では、地球温暖化に伴う海面上昇や風水害の激化が懸念されている。
会見したのは他にサモア、クック諸島の代表で、同市で開催中の国連防災世界会議のため来日している。ツバルでは、サイクロンが直撃したバヌアツ同様に非常事態宣言が発令されており、ツバルのシマティ国連大使は会見で、人口の4割以上が被災し、北部の居住地の多くが浸水していると説明。「高台移転をすれば良いと言われるが、ツバルには高台がない。移動すれば島の反対側にたどりつくような狭い島だ」と話した。
また、サモアのトゥマリ自然資源環境相は「(国際社会の)支援なしに自然災害に強い国になるには、あまりに時間がかかる」と述べ、国際協力の必要性を強調した。【八田浩輔】