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福井県立恐竜博物館(同県勝山市村岡町寺尾)が、北アフリカのモロッコで発掘された約5000万年前のワニの一種の化石「ディロサウルス・マグリベンシス」を同博物館で初公開している。4月21日まで。
ディロサウルス科のワニは、白亜紀末期から新生代始新世初期の7000万〜5000万年前に生息し、浅い海と淡水中で暮らしていたと考えられている。化石は、主にアフリカや南北アメリカ大陸など当時の大西洋沿岸の地層から発見されている。
展示中の化石は頭骨と首、前脚の一部で約1メートルあり、全長は約6メートルと推測できる。鼻孔の部分がへこんでいることや細長い口、歯の数などから種類がわかったという。三重県四日市市の化石収集家、十津守宏さんから昨秋寄贈された。
恐竜博物館の野田芳和総括研究員は「ワニの化石の展示は珍しく、保存状態が良い。生物の多様性に関心を持っていただけたら」と話している。
午前9時から午後5時まで(入館は午後4時半まで)。4月8日は休館日。化石の見学には博物館の観覧料(大人720円)が必要。【竹内望】