社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
九州電力は19日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の再稼働に向け、使用前検査を原子力規制委員会に申請した。九電が示した検査工程では、3月末から検査を始め、問題がなければ7月初旬に原子炉を再稼働させる。稼働後に行う検査を経て、8月にも営業運転を開始する方針で、夏場の電力需要のピーク期に間に合う公算が大きくなった。
【「忘災」の原発列島 再稼働は許されるのか】
使用前検査では、規制委が現地で原子炉などの設備を確認する。九電によると、検査対象は約1200設備に上り、新規制基準に対応するため新設した設備が主になるという。
規制委は九電が示した検査工程を基本に検査を進める。3月末に原子炉や冷却設備などの材料や寸法、外観の検査を開始。6月にも核燃料を原子炉に入れる。九電の中村明上席執行役員は記者会見で「1号機は2011年5月から停止しているので、自社でも丁寧に点検し、再稼働に向け万全を期したい」と話した。
一方、2号機は、使用前検査を受けるのに必要な工事計画の認可が得られていない。九電は4月中旬にも認可申請書(補正書)を規制委に提出し、1号機より1カ月半遅れての再稼働を目指す。【鳥井真平】