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【ラグビー】復興の姿、世界へ…W杯日本大会の開催地に選ばれた釜石で歓喜の声

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【ラグビー】復興の姿、世界へ…W杯日本大会の開催地に選ばれた釜石で歓喜の声

【ラグビー】復興の姿、世界へ…W杯日本大会の開催地に選ばれた釜石で歓喜の声

ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の開催地に、東日本大震災の被災地から
岩手県釜石市が選ばれた。楕円(だえん)形のボールを抱えて前進するラガーマンのひたむきな
姿に勇気づけられてきた被災者たちは「復興した姿を世界に届けたい」と、大会を待ち望む。

釜石市の旅館では2日夜、開催地発表の様子を映し出すパブリックビューイングがあり、市民や
「釜石ラグビー」のファンがアイルランドからのインターネット生中継を見守った。釜石が開催地に
決まると、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。

競技場が建設されるのは釜石市鵜住居(うのすまい)町。震災の津波により、地区防災センターで
推定200人以上が犠牲になるなど、600人近い死者・行方不明者が出た場所だ。それだけに
さまざまな思いをはせながら目を真っ赤にして喜ぶ姿もあった。

釜石市の仮設住宅で介護支援をしている荻野貴紀さん(44)=岩手県大槌町=は幼い頃から、
日本選手権で7連覇するなど1980年代に黄金時代を築いた「北の鉄人」新日鉄釜石の活躍に
魅了されたラグビーファン。この日も会場に集まった人たちと開催決定を祝った。

荻野さんは震災で友人を失い、自宅が流された。絶望から救ってくれたのは、新日鉄釜石の
流れをくむクラブチーム「釜石シーウェイブス」の、泥臭く前に進む選手たちの姿だったという。

仮設住宅からスタンドに駆け付け、大漁旗を振って応援を続けてきた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150302-00000099-mai-spo

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