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超低出生体重児に透析治療、世界で初成功 ポーランド
2015年04月10日 11:12 発信地:レグニツァ/ポーランド
【4月10日 AFP】ポーランドで体重820グラムの超低出生体重児として生まれた赤ちゃんが人工腎臓を使った
治療により一命を取りとめた。治療に当たった医師が9日、AFPに明らかにした。同様の治療での成功例としては、
世界最年少かつ最も小さい患者となったという。
出産予定日より約15週早く生まれたカミルちゃんは、誕生数日後に臓器不全に陥り生死の境をさまよった。
病院によるとこの時点で、従来の治療法では命を救うことができないことが判明していたという。
ポーランド南西部レグニツァ(Legnica)の病院で新生児集中治療を担当しているボイチェフ・コバリク(Wojciech
Kowalik)医師がAFPに語ったところによれば、カミルちゃんの腎臓には水が溜まり、むくみが生じる「浮腫」の
深刻な症状がみられたという。
カミルちゃんの命を救うためには、人工腎臓に繋ぐことが唯一の方法とされたが、この治療法ではこれまで、
極端な早産で生まれた患者での成功例がなかった。
通常、同様の治療方法は体重3キロ以上の新生児が対象となっていた。またレグニツァの病院では、この治療が
施された新生児10人のうち、効果があったのはそのうちの半数にとどまっていたという。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3045034
人工透析装置で820グラムの超未熟児を救命、ポーランド World first as artificial kidney saves 1.8-pound Polish baby
わずか820グラムという超未熟児として誕生したポーランドの赤ちゃんが、人工透析装置で命を救われた世界最年少の
患者となった。担当医たちが明らかにした。
カミル(Kamil)くんは間もなく生後5か月になる。健康そうに見えるが、幸運のおかげで生き延びることができた。
カミルくんは15週早く、超未熟児として誕生した。そのため臓器の機能が成熟しておらず危険な状態だった。
ポーランド西部レグニツァ(Legnica)の病院の担当医たちは彼の命を救うことを決意し、カミルくんに人工透析装置を
取り付けた。この装置は患者から送り出される血液の不純物を取り除き、きれいな血液を戻す。これまで体重3キロの
赤ちゃんに取り付けられた症例があったが、カミルくんの体重はそれを下回っていた。
欧米の基準からすると、ポーランド政府の医療支出は少なく、すべての病院に人工透析装置があるわけではない。
カミルくんは同国で最も知名度のある毎年放送されるチャリティー番組のおかげで、人工透析装置を取り付けることが
できた。この番組は23年にわたり1億6000万ドル以上の寄付を集めている。
カミルくんは5か月近く入院していたが、ようやく退院となった。映像は母親に抱かれる生後5か月のカミルくん(3月26日撮影)、
人工透析装置を取り付けられるカミルくん(撮影日不明)。(c)AFP
https://www.youtube.com/watch?v=WYNs7uP7ZG4
透析治療で一命を取りとめたカミルちゃん。ポーランド南西部レグニツァの病院で(2015年3月26日撮影)。(c)AFP/PIOTR HAWALEJ
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/8/9/1024x/img_89761b7e380bf5aa9c8931b69e9bf983167231.jpg
ポーランド南西部レグニツァの病院でカミルちゃんを抱く母親(2015年3月26日撮影)。(c)AFP/PIOTR HAWALEJ
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/f/c/1024x/img_fc9fce336b667bfe450d1c492086eac0151319.jpg