「過激派組織IS=イスラミックステート」による日本人殺害事件のあと、東京都内にあるモスクでは、見学に訪れる人が2倍以上に増え、
イスラム教への関心が高まっていることがうかがえます。
東京・渋谷区にある国内最大規模のイスラム教のモスク「東京ジャーミイ」では、一般の人向けの見学ツアーを実施していて、14日は
およそ200人が訪れました。
参加者はモスクの担当者から、世界のイスラム教徒が15億人以上に上ることや、貧しい人たちへの寄付が義務とされ、分かち合いを
大切にしている宗教であることなどの説明を受けました。
その後、礼拝の様子を見学し、モスクの担当者は「テロは一部の人による暴力行為であり、イスラム教が原因ではない」と訴えました。
千葉県から参加した40代の会社員の女性は、「イスラム教が心の平安を大切にしていると知り、自分のイメージが偏っていたと感じた。
友人を誘ってまた来たい」と話していました。
また都内の30代の女性は、「テロにつながる負の連鎖をどうやって断ち切るのか、自分にできることを考えたい」と話していました。
このモスクの見学ツアーには、ISによる日本人殺害事件のあと申し込みが2倍以上に増えているということです。
モスクの担当者は「イスラム教は平和を愛する宗教だということを多くの人に知ってほしい」と話しています。
ソース(NHKニュース) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150214/k10015460831000.html