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Intelは、「Xeonプロセッサ」製品ファミリとして初めてのSoC製品となる14nmプロセス技術を採用した「Xeon プロセッサ D」製品ファミリを発表した。
14nmプロセスにより小型化と省電力を同時に可能にし、クラウド/通信サービス・プロバイダやウェブ・ホスティング事業者向けに、サーバ使用に最適化された高密度かつ低消費電力を実現する。
同製品は、Xeon製品ファミリとして初めてとなるSoC製品で、マイクロサーバ、ストレージ、ネットワーク、IoT(Internet of Things)向けとしては第3世代となる64ビット対応のSoC製品。
第2世代64ビット対応SoC製品「Atomプロセッサ C2750」と比較して、ノード当たりの性能が最大3.4倍、1W当たりの性能を最大1.7倍に向上している。
マイクロサーバに最適化された4/8コアのSoC製品を提供開始。4コア品「D-1520」は動作周波数2.20GHzで価格は199ドル、8コア品「D-1540」は動作周波数2GHzで価格は581ドルとなっている。
なお、2015年後半にはネットワーク、ストレージ、IoT向けに最適化された包括的な製品ポートフォリオを提供開始予定。
Xeon Dファミリのチップ画像とダイ画像

東京大学(東大)とアメリカ航空宇宙局(NASA)は3月12日、土星の衛星であるエンセラダスに原始的な微生物が発生し得る環境が存在すると発表した。
同成果は東大大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の関根康人 准教授らの研究グループと、米コロラド大学のSean Hsu 博士を中心とする研究グループによるもので、3月12日付けの科学誌「Nature」に掲載された。
エンセラダスは直径500km程度の天体で、地表の割れ目から地下の海水が間欠泉のように宇宙に噴出していることで知られ、生命存在の期待も高まっていた。NASAの探査機カッシーニはこれまで、海水に塩分や二酸化炭素、アンモニアなどのガス成分、有機物が含まれていることを明らかにしてきたが、地下海に生命が利用できるようなエネルギーが存在するかどうかはわかっていなかった。
今回、関根准教授らは、エンセラダスの間欠泉に含まれていたナノサイズメートルのナノシリカ粒子に注目した。研究を進めたところ、エンセラダス内部の反応でナノシリカ粒子が生成されるためには、90℃以上という熱水環境が必要であること、熱水のphが8k~10のアルカリ性であることが判明した。また、ナノシリカ粒子は数年以内に大きな粒子に成長してしまうことから、こうした粒子が長くても数年で宇宙に噴出していることが分かった。
地球上の生命は太陽からの光エネルギーや地球からの熱エネルギーに依存して生命活動を送っている。太陽光の届かない深海の海底熱水噴出孔では、地球の熱エネルギーを使って生きる原始的な微生物が存在しており、初期の地球において生命が誕生した場所の有力候補とされる。
今回の結果は、エンセラダスでは地球の海底熱水噴出孔に似た熱水環境が広範囲に存在し、現在でも活発に活動していることを示すもので、同研究グループは「今回の成果は『生きた地球外生命の発見』という自然科学における究極のゴールに迫る大きな飛躍である。これまで火星に集中していた太陽系生命探査は、エンセラダスという新たな候補天体を得て、今後大きな広がりを見せることが期待される」とコメントしている。
エンセラダス内部の様子。南極付近の地下に岩石コアと触れ合う広大な地下海が存在しており、海底にはおそらく広範囲に熱水環境が存在している。(C)NASA/JPL。

脳で神経と免疫の新しい相互作用がわかった。てんかん発作の治療の手がかりになりそうだ。脳の海馬にある免疫担当細胞のミクログリアが、てんかん発作後に起こる異常な神経細胞の新生を抑制して、症状を緩和することを、九州大学大学院医学研究院の中島欽一(なかしま きんいち)教授と大学院生の松田泰斗(まつだ たいと)さんらがマウスで発見した。大阪大学の審良静男(あきら しずお)教授と奈良先端科学技術大学院大学の河合太郎(かわい たろう)准教授らとの共同研究で、3月9日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。
図1. 海馬の蛍光顕微鏡の写真、ミクログリア(紫)は神経幹細胞(緑)と隣接して存在している。(提供:東京大学)
てんかんは神経細胞が過剰に興奮して誘発されるけいれんや意識障害を伴う慢性神経疾患で、患者は世界中で5000万人以上、日本で約100万人に上る。約30%は既存薬で十分な効果がない難治性てんかんで、従来と異なる治療薬の開発が待たれている。側頭葉てんかん患者の脳の海馬では、神経幹細胞から新生した神経細胞の異常が報告されている。この異常な神経細胞が興奮性神経回路を形成し、症状を慢性化させていることがわかっている。
図2. てんかん発作後にミクログリアで起きる免疫反応の概略(提供:東京大学)
研究グループは、脳がてんかん発作後の異常な神経細胞新生を感知し、それを抑えようとする免疫の仕組みを備えているかどうか、をマウスで探った。その際、海馬で神経幹細胞と免疫担当細胞のミクログリアが隣接していることに着目した。本来、病原体のDNAを認識するはずの自然免疫のToll様受容体、TLR9遺伝子を欠損したマウスでは、野生型マウスと比べて、てんかん発作の際の異常神経細胞新生が増大していることを見いだした。
この現象を詳しく解析したところ、TLR9はてんかん発作後に変性した神経細胞から放出される自己のDNAを認識して活性化していることがわかった。活性化されたTLR9はミクログリアからの炎症性サイトカインの一種、TNF-αの産生を促して、てんかん発作に依存する異常神経細胞の新生を積極的に抑えようとしていることを突き止めた。また、薬剤を投与してTLR9遺伝子欠損マウスのてんかん再発作を誘発すると、野生型マウスよりも、発作や学習・記憶障害が重症化していることも確かめた。
中島欽一教授は「この研究で、悪者と通常考えられている体内の炎症反応が実は脳の正常機能の維持に重要であることが明らかになった。これまで考慮されていなかった自然免疫を視野に入れ、炎症反応のバランスを考えて、てんかん治療を検討してみる必要がある。神経細胞の増殖を抑えるミクログリアの役割を代行するような薬の開発も考えられる。今後、難治性てんかん患者の脳でTLR9シグナルが働いているかどうかをさらに詳しく調べたい」と話している。

2020年に間に合うか
KSLV-IIの開発が順調に進めば、2017年2月までにロケット全体の詳細設計が完了し、同年12月に75トン級エンジンのみ、つまりロケットの第1段と第2段のみでの試験打ち上げを行うとされる。そして2019年12月と2020年6月に、第3段も搭載した完成品の状態で、2回の打ち上げを行い、そして月周回探査機と月探査ローヴァーを2020年12月までの間に打ち上げるという。
しかし、このスケジュールは楽観的に過ぎ、実現はきわめて難しいであろう。例えばロケットエンジンだけとってみても、最初の打ち上げまで5年を切った今の時点でも、まだ一度も完成品のエンジンを使った燃焼試験は行われていないのだ。韓国はKSR-IIIで、13トン級のガス押し式エンジンを完成させた経験はあるため、第3段用の7トン級エンジンの開発は大きな問題を起こすことなく進められるかもしれないが、75トン級のエンジンの開発が難航する可能性は高い。また、第1段はこのエンジンを4基束ねる(クラスター化する)ため、さらに難易度は上がることになる。さらにロケットが飛行中に、液体燃料ロケットエンジンに点火する技術も、韓国はまだ未経験だ。
さらに、羅老号では第1段がロシア製であったことから、発射台の設計もロシア側が手掛けたため、KSLV-IIでは最初から、韓国自身の手で設計しなくてはならない。推進剤の貯蔵や、ロケットへの充填、打ち上げ前の状態確認といった、ロケットを打ち上げまで導くシステムもまた、そう簡単に造れるものではない。
KSLV-IIの第1段は75トン級エンジンを4基クラスター化する (C)KSLV-II Launch Vehicle Agency
KSLV-IIと発射台の想像図 (C)KSLV-II Launch Vehicle Agency
技術は奇跡や魔法ではないから、時間をかけさえすれば、いつかは韓国のロケットで打ち上げられた韓国の月探査ローヴァーが月面を走り回る日はくる。しかし、2020年まで残された時間はきわめて短く、設計したものが設計した通りに動き、失敗らしい失敗をしないという、奇跡のようなことでも起きない限り、この目標を達成することは難しいだろう。実際、韓国内でも専門家らによる悲観的な発言が多く報じられており、政権が変わる2018年か、あるいはそれ以前に、計画が見直される可能性は高い。
「2020年に月着陸」という目標を達成するための選択肢のひとつとして、他国のロケットで打ち上げることも考えられよう。だが、そもそも韓国が月着陸計画を予定より早めた背景には、北朝鮮が韓国よりも早く人工衛星の打ち上げに成功し、その能力を今も持ち続けていることがある。韓国にとっては一刻も早くKSLV-IIを完成させ、人工衛星を打ち上げる能力を取り戻し、なおかつ北朝鮮の上を行く成果、つまり月着陸を成功させなくてはならない。つまり韓国にとって、月探査を行う第一にして最大の目的は「北朝鮮を超える」ということにある。そうした事情から、他国のロケットを使うという選択肢を取ることは政治的に、また国民感情からしても難しいだろう。
なお余談だが、韓国は2008年に、米航空宇宙局(NASA)が計画しているインターナショナル・ルナー・ネットワーク(ILN)という国際的な月探査計画に参画しており、探査機本体や打ち上げロケットは米国製ではあるものの、韓国が開発した機器が搭載されることになっている。ただ、ILNは2018年の打ち上げを目指しているが、現時点でもまだ検討中の段階にあり、韓国の月探査ローヴァーとどちらが先に打ち上げられるかすらも不明な状況にある。
第二次月レースが開幕
2020年に間に合うかどうかはさておき、韓国が月面着陸に成功するのは時間の問題である。現在までに月面への着陸に成功したのはソヴィエト連邦、米国、中国のみであり、ここに韓国が続くことができれば、大きな偉業となろう。
しかし中国は、2013年に月面着陸に成功した「嫦娥三号」に続いて、同型機の「嫦娥四号」を2016年に、そして月から砂や石を地球に持ち帰ることを目指した「嫦娥五号」を2017年に打ち上げる準備を進めている。中国は月探査に並々ならぬ力を注いでおり、今後も最大の極として存在感を発揮し続けるだろう。
またインドも2008年に「チャンドラヤーン1」を打ち上げ、月周回軌道からの探査を行った実績がある。そして現在は後継機の「チャンドラヤーン2」を開発しており、2017年に打ち上げが予定されている。チャンドラヤーン2はもともとロシアとの共同ミッションとして進められていたが、現在ではインド単独で開発が進められている。チャンドラヤーン2は月を周回する周回機と月面に着陸する着陸機、そしてそこから発進するローヴァーから構成されている。
そして日本も、まだ検討段階ではあるものの、「かぐや」後継機の「SELENE-2」によって、月面着陸やローヴァーによる探査を狙っている。またイプシロン・ロケットで打ち上げられる規模の小型月着陸機「SLIM」の構想もある。SLIMは将来の月・惑星探査に必要な、ピンポイントでの着陸技術を実証することを目指している。
さらにロシアも、ソ連時代に活発に行っていた月探査を再開する計画を持っており、またグーグル・ルナー・Xプライズのように、国家ではない組織による月探査も始まろうとしている。
今、わたしたちは、かつて米ソが競った月レースに続く、第二次月レースとでも言うべき状況を目の当たりにしているのかもしれない。その背景には、各国それぞれさまざまな思惑があるが、なにはともあれ、計画自体が平和裏に進められるのであれば、大いに歓迎すべきことであろう。そしてこの第二次月レースの先に、各国がお互いに手を取り合い、人類全体のために宇宙探査が進められる時代が来ることを願いたい。
嫦娥五号の想像図 (C)CNSA
SELENE-2の想像図 (C)JAXA
参考
・http://kari.re.kr/sub0103010101
・http://science.nasa.gov/missions/iln/
・http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/jul/HQ_08190_
NASA_hosts_ILN.html
・http://sservi.nasa.gov/articles/korean-delegation-visits-sservi/
・http://www.nature.com/news/south-korea-reveals-moon-lander-plans-1.14159
[11日 ロイター] – 米グーグル(GOOGL.O: 株価, 企業情報, レポート)は、将来的な利用のために保存する閲覧頻度の低い「コールドデータ」と呼ばれる情報向けのクラウド型保管サービスを開始した。既存サービスよりも高速な処理が可能だという。
同社の「クラウド・ストレージ・ニアライン」の利用料は、1ギガバイト当たり0.01ドル。利用者は保存データに約3秒でアクセスできるという。
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