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宮銀コンピューターサービスは、主に自治体向けのハウジングサービスを提供しているデータセンターに、運用監視ソリューションとして「Zabbix」を採用し、2015年4月をめどに運用を開始する。同社によると今回の導入で、運用管理コストを75%から80%削減できる見込みだという。
宮銀コンピューターサービスは、宮崎銀行グループの関連IT企業で、ミッションクリティカルシステムのコンサルティングや開発、運用サービスを提供している。2005年に宮崎中央インターネットデータセンター(宮崎中央iDC)を開設し、主に自治体向けのハウジングサービスの提供を開始した。
導入作業は、Zabbixの認定パートナーである九電ビジネスソリューションズが支援している。2台のZabbix Serverをアクティブ-スタンバイ方式で導入し、データセンターで預かっているサーバの監視を開始する。Zabbixが収集したデータは、九電ビジネスソリューションズが独自に開発した監視ポータル「BEYMZ」を通じて表示される仕組みを活用する。
宮銀コンピューターサービスは、さまざまなシステムの監視に、商用の監視ソフトウェアを用いてきたが、監視ノード数に比例してライセンス数も増加するため、ランニングコストの最小化が課題の1つとなっていた。そこで、オープンソースソフトウェアでソフトウェア本体は無償で利用できるZabbixの採用に踏み切った。Zabbixは異常の検知とアラートといったシステム監視ソリューションとしての機能を満たしている上、ライセンスに関する初期コストがかからず、監視対象に導入するエージェントも無料となることが評価された。Zabbixの導入で、ライセンスを柔軟に扱えるため、システム構成の変化に応じて即座に監視を行えることも採用理由として挙げられている。
Zabbixは、システムの計画停止の際も、監視を継続しながらアラート通知だけは止めたいといった細かな設定も可能。宮銀コンピューターサービスでは、現在エージェントの導入を始めているが、スムーズに進んでいるという。同社では、Zabbixの機能を活用して、リソースの状況をより細かく監視するオプションサービスの展開も検討している。