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米Hewlett-Packard(HP)傘下のZero Day Initiativeが主催するハッキングコンペ「Pwn2Own 2015」は2日目の3月19日、挑戦者が全ての主要ブラウザのハッキングに成功し、計24万ドルの賞金を獲得した。
この日はまず、挑戦者の「ilxu1a」がMozilla Firefoxのハッキングに成功。続いて登場したJungHoon Lee氏は、Microsoft Internet Explorer(IE)11とGoogle Chrome、Apple Safariを次々に破って見せた。
初日と合わせた2日間で授与された賞金は総額は55万7500ドル。脆弱性はWindowsに5件、IE 11に4件、FirefoxとAdobe Reader、Flashに各3件、Safariに2件、Chromeに1件が発見された。
脆弱性情報は全て開発元に提供され、各社から修正パッチがリリースされる見通し。Mozillaは3月21日にFirefox安定版のセキュリティアップデートとなる「Firefox 36.0.4」「Firefox ESR 31.5.3」を公開し、Pwn2Ownで発見された脆弱性を修正した。