社会そのほか速
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さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。リコーイメージングスクエア新宿で、2015年3月25日から開催予定の写団創美写真展「デジタルモノクロームの美」を案内する。
“写真は「真を写す」と書いても、肉眼で見たものとは違う、いわばバーチャルリアリティ(仮想現実)の世界である。その典型がモノクローム写真といえる。写真界は銀塩からデジタルへ。とは言っても写真の原点はモノクロームであることに変わりない。
今、デジタルの世界では、撮影機材・プリンターの改良やモノクロームへの変換ソフトの進化、ペーパーの開発等、デジタルモノクロームを取り巻く技術の進歩で、今まで暗室では出来なかったことまで表現が可能となってきている。いわば、新しい形のモノクロームファインアートを可能にしたといえる。そんな背景からか、今、デジタルモノクロームによるファインアートが注目を浴びている。
私たち「写団創美」は、デジタルモノクロームの美を求めて集った作家集団である。展示作品は、すべて自宅のプリンターでプリントしたものである。光沢紙がいいか、半光沢紙がいいか、インクは、フォトブラックかマットがいいか、各人が研究、試行錯誤を繰り返した結果、最良と思われるものを展示し、来場者にモノクロファインアートを再認識していただきたいと願うものである。
ここに新しい形、時代の趨勢に適った「デジタルモノクロームの美」を発表する。
写団創美鈴木とみ子”