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日本国内のキュレーションメディア市場(後編)2015年03月02日
TEXT:小川 浩(シリアルアントレプレナー)
前編はこちら>日本国内のキュレーションメディア市場(前編)
BuzzFeed
http://www.buzzfeed.com/
Quartz
http://qz.com/
Vice
http://www.vice.com/
Medium
https://medium.com/
日米のオンラインメディアの市場がホットであると、前編で述べた。ただ、メディアの体質というか構造は、日米ではちょっと違う。僕がもっとも注目するアメリカの主要プレイヤーは、以下の4つだ。
BuzzFeed
http://www.buzzfeed.com/
キュレーションというより、バイラルメディアの雄。どちらかというとタブロイド的な、ジャンク記事を量産するタイプのメディアで、テレビ番組でいうと、「サンデージャポン」(TBS系列)のようなイメージである。1日に100本以上の記事更新があり、ソーシャルメディアでの拡散率をKPIとして、記事のタイトルのつけ方に対するこだわりで有名である。
Quartz
http://qz.com/
Quartzの特徴は、英字にして500文字以下の短文と、800文字以上の長文をミックスして配信する手法にある。オートページングによってスクロールのみで次から次へと記事を読ませる、モバイルに最適化したデザインもすばらしい。時々、記事間にネイティブアドを混ぜるやり方も見事である。
Vice
http://www.vice.com/
Viceはオリジナル動画の制作と配信にこだわる、プロダクション型のメディアだ。カテゴリごとにさまざまなチャネルをもち、しかもそのチャネルに対してスポンサーを得てマネタイズに成功している。動画コンテンツには、相当の制作コストを突っ込んでいて、クオリティはかなり高い。ある情報ソースによると、IT大手企業のスポンサーを多くもち、チャンネルによっては年間数十億円という驚くほどのスポンサー料金を得ているとのことだ。
Medium
https://medium.com/
Mediumの最近のニュースを見ると、「パブリッシャーでありプラットフォームであるMedium」という表現をされていることが多い。このコラムでなんども紹介しているプラティシャーという呼び方を、メディア側があえて避けているようだ。Mediumはブログプラットフォームとして、誰でも簡単に自分の意見を書き出せるようなオープンなサービスであると同時に、プロライターや編集者を自社に抱えて、独自のWebマガジンをつくりはじめている。…