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東洋ゴム製の一部の免震ゴムで性能不足が発覚。担当者による意図的な不正

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東洋ゴム製の一部の免震ゴムで性能不足が発覚。担当者による意図的な不正

 東洋ゴム製の一部の免震ゴムで性能不足が発覚。担当者による意図的な不正

 あるAnonymous Coward 曰く、

 東洋ゴム工業が3月13日、同社製の建築用免震積層ゴムにおいて、一部で性能評価に関する不正があったことを発表した(中日新聞、毎日新聞、Car Watch)。

 免震積層ゴムは、鋼板とゴム板を交互に積層したもの。建物の基礎部分と地盤の間に設置し、地震の発生時に横方向に揺れることで振動を抑える仕組みになっている。免震装置については国による認定があり、免震性能を国に申告し、検証を受ける必要がある。

 問題となっているのは東洋ゴムの子会社である東洋ゴム化工品が2004年7月から2015年2月までに納入した2052基。「最大で基準値より50%低い」といった、明らかに性能が劣っている製品についても数値を操作して性能を満たしているように見せかけていたという。2014年に社内で不正が発覚したが、その後東洋ゴムが検証を行っていたために発表が遅れたようだ。

 これらの免震製品は18都府県で採用されているといい、今後東洋ゴムはこれらを使った建物の調査および改修を行うという。なお、これらを使った具体的な建物の名称などは公表されていない。

 なぜこのような大きな不正が発生したのか、また10年以上も見逃されていたのかが気になるところだ。

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