社会そのほか速
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社会人にとって切っても切り離せない「睡眠」。多くの時間を費やすことだからこそ、しっかり理解を深めておきたいところ。睡眠でよく言われるのが、早起きの重要性です。特に、朝は仕事に集中して、クリエイティビティを発揮できる貴重な時間でもあります。早起きの良さはわかっていても、なかなか実践できないのが人間というもの。
そこで今回は、早起きの達人とも言える「お坊さん」に毎日早起きするコツをうかがいました。訪ねたのは、臨済宗大徳寺派、瑞泉山「香林院」の金嶽宗信(かねたけそうしん)さん。睡眠専門メディア「Fuminners(フミナーズ)」の記事より抜粋してご紹介します。
いつも睡眠不足だった修行僧時代
「『寝る時間があるなら悟りを開くための坐禅をしろ!』と、よく言われたものです(笑)」と修行僧時代を振り返る金嶽さん。当時は毎朝3時半に起床し、4時半までお経をあげる生活だったそうです。
朝食をとり、掃除を行ったら、10時半頃まで京都市内で托鉢を行います。昼食後は夕方まで、畑仕事、庭や木々の剪定、薪割りなど、作務(さむ)という肉体労働。18時に夕食をとったら、21時まで坐禅。そのあとは夜坐(やざ)といって、”自主的に坐禅を組む”時間があります。夜坐は、自主的とはいえ実質やらなければいけないもので、先輩たちが引き上げるまでは止められません。深夜を越える日もあれば、まったく寝られない日もありましたね。
当時の平均的な睡眠時間は3時間というから驚きです。そんな状態でも病気にならなかったのは、「適度な緊張感があったから」とのこと。金嶽さんは次のように続けます。
坊主は風邪をひいてはいけません。ひいたら先輩に怒られ、寺を追い出されます。ですから日ごろから自然と緊張感を持った生活になるのです。寝られない日が続いて極限状態に陥ったとき、ふと『死んでしまうかも』などと思ったことがありますが、もちろん死なないし、気絶もしなかった。これはつまり、精神が体力に負けてしまっていたんですね。体力には余裕があるのに、精神が追いついていなかったんです。
もちろん、一般の人がこんな過酷な状況を経験するのは現実的ではありませんよね。そこで、誰でも実践できる快眠のコツをお聞きました。
やはり規則正しい生活を心掛けることです。起床や食事、就寝の時刻を毎日なるべく同じにする。例えば刑務所や自衛隊でも、そういった規則正しい生活を強いられますよね。…