社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
洲本市で男女5人が刺されて死亡した事件で、刺殺されたとされる平野浩之さん(62)が、自宅を訪れた無職平野達彦容疑者(40)=殺人容疑で送検=の応対中に刺されたとみられることが14日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者などによると、近くの民家に逃げて無事だった浩之さんの長女(32)が当時の状況について「家に人が来て父が応対し、直後に悲鳴が上がった」と説明したという。
浩之さんは9日午前7時15分ごろ、「家に来た人に刺された」と携帯電話で110番。駆け付けた洲本署員が、屋外で倒れているのを見つけたという。電話をしながら倒れる浩之さんを長女は見たといい、浩之さんは襲われた直後に逃げながら通報したとみられる。
兵庫県警によると、浩之さんは司法解剖の結果、右脇腹など約10カ所に刺し傷や切り傷があったが、抵抗した際にできる防御創(ぼうぎょそう)がなかった。県警は不意を突かれた可能性もあるとみて調べている。
洲本市内の斎場では14日午前、浩之さんと妻方子(まさこ)さん(59)、母静子さん(84)の葬儀が営まれた。
浩之さんとPTA活動に取り組んだという60代の女性は「何でも引き受けてくれた親切な人だった。悲しくて言葉が見つからない」と無念そうに語った。