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奈良の古刹(こさつ)、長谷寺(奈良県桜井市)と岡寺(同県明日香村)で本堂などの文化財に油のようなものが掛けられた事件で、県警桜井署は5日、新たに長谷寺の本尊・十一面観音菩薩立像(1538年の作、国重要文化財)などにも油のような液体がかけられた跡が見つかったと発表した。
両寺ともペットボトルのようなもので液体がまかれたとみられ、県警は同一人物の犯行の可能性があるとみて調べている。
同寺によると、4日に本堂(国宝)など計9棟が被害に遭ったことが分かったため職員が点検し、十一面観音菩薩立像の右足側面部分の横約1メートル、縦約70センチの範囲に液体が飛び散った痕があるのを見つけた。この像は、先月15日に始まった特別拝観期間(6月30日まで)に限り間近で見ることができるという。
峯山功誉・総務執事は「残念なこと。再発防止のため文化財保護に一層努める」と話した。【塩路佳子】