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MC型カートリッジ作りに人生をかけた男

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MC型カートリッジ作りに人生をかけた男

 MC型カートリッジ作りに人生をかけた男

 ハイレゾの音源の普及につれて、不思議なことにその一方で何かとアナログオーディオが話題に上がる。中でも代表格であるLPレコードは枯れたメディアといえなくもないが、比類なき安定感に多くのオーディオファンが信頼を寄せる。デジタルオーディオはオーディオ再生におけるクオリティーの底上げを行ったが、趣味の世界の魅力の掘り下げ方も平均化してしまった。おそらく今アナログオーディオに熱心に取り組んでいる読者は、オーディオの可能性をもっと追求したいという探究心の強い人なのだと思う。
 
  LPレコードのプレスが前年を上回るという現象も、単に物珍しさだけが手伝ってのことではないだろう。バック・トゥ・ザ・ベーシック……オーディオの原点をもう一度楽しんでみたい、そんなユーザーの強い希望がもたらした変化である。
 
  しかしながらアナログオーディオと取り組むには気力と体力が必要だ。それはLPレコードからまともな音を出そうとすると、CDやハイレゾとは比べ物にならない投資とノウハウが必要になるからである。カートリッジもその1つだ。ダイヤモンドのスタイラスをマウントしたカンチレバーだけで、原価が1本数万円もする昨今にあって、カートリッジ作りはノウハウだけでなく資金調達も大変なのである。オーディオ全盛期の1960年代から1970年代にかけては3万円も出せば、かなり上級のカートリッジが買えたことを思うと隔世の感がある。
 
  話がいささか逸れてしまったが、それではハイエンドのカートリッジを作り続けて50年の達人、マエストロ神田榮治さんのプロフィールを紹介しておこう。お生まれは1930年、御年とって84歳。普通の人ならとっくの昔にご隠居さんだが、匠は違う。未だふつふつとアイデアが燃えたぎり、製作意欲が湧き上がる別格のスペシャリストなのである。
 
  神田さんは東京工業大学の電気工学部を卒業した理系の人だが、弱電とのかかわりは薄く、当初は無線関係の仕事に従事していたという。その後、松尾電業社に入社しトランスの設計に携わった。長年オーディオに勤しんできた人ならこの会社がどんな会社なのかお分かりのことと思うが、知らない読者のために記しておくと、松尾電業社はマリック・ブランドでハイグレードな電源トランスや出力トランスを作っていた。オンライフ・リサーチというオーディオメーカーが出力管に名球「300B」を使ったアンプを製作していたが、その真空管の隣にマリックのトランスが誇らしげに鎮座していたことを思い出す。…

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