日本でも路上喫煙禁止条例を設けて、迷惑タバコやポイ捨て防止に働きかけている地域がある。公共の場でも禁煙エリアが増えたものの、残念なことに、路上でタバコの吸殻を見かける頻度はナカナカ減少しない。
そんななか、タバコをポイ捨てして「185万円の罰金を言い渡された男性」がネットで大きな注目を集めている。この罰金が高すぎるかどうかは、読者の皆さんの判断にお任せしたい。
・タバコのポイ捨てで185万円の罰金!!
タバコを路上に捨てて185万円の罰金を言い渡されたのは、シンガポールに在住している38歳の男性だ。シンガポールはアジア屈指の清潔な国として知られているだけに、タバコのポイ捨てに関する罰則も厳しくチューインガムも禁止である。
さて、高額な罰金を科せられてしまった男性は、自宅のアパートの窓から何度もタバコの吸殻を投げ捨てていたというのだ。
・33回もタバコをポイ捨て!
シンガポールにおけるタバコのポイ捨ての罰金は、1回につき600シンガポールドル(約5万6000円)。この匿名男性は33回も窓からタバコを投げ捨て、34回目の規則違反には、罰金ではなく地域を5時間清掃するコミュニティサービスを言い渡された。
彼の罰金は、「600シンガポールドル X 33=1万9800シンガポールドル(約185万円)」になるというわけだ。
・市内600箇所に監視カメラが設置
彼のポイ捨て行為は、全て監視カメラに収められていたとのことで、動かぬ証拠を突き付けられては言い逃れはできないだろう。2014年にゴミのポイ捨てが激増したため、環境省が市内600箇所に監視カメラを設置。今までに206件の違反が検挙されているそうだ。
・ネットユーザーの反応は!?
喫煙者にとっては耳が痛いニュースかもしれないが、非喫煙者には「これぐらい当然」と思っている人もいるかもしれない。そこでネットユーザーの声をいくつか見てみると……
「喫煙者は、地球を灰皿に使用するのをやめるべきだ!」
「路上に捨てるのは良くないけど、ちょっと厳しすぎるんじゃないのか!?」
「ニューヨークはポイ捨ての罰金がないから、ゴミ溜め状態になっている」
「シンガポールに行ったことがあるけど、どこも清潔で感心した」
「アメリカでも同じ法律を作って~!!」
「これぐらい厳しくしないと、ポイ捨て行為は減らないんじゃないか?」
と、賛成意見が多く挙がっているようだ。
“ちょっとぐらい……自分だけなら” という気持ちが、街を汚してしまうことになりかねない。法律がある&ないに関わらず常識やマナーをしっかり守って、ゴミ・タバコのポイ捨てをしないように心がけたいものだ。
参照元:the guradian、mns、FOX NEWS(英語)
執筆:Nekolas