社会そのほか速
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「太平洋上の帰還命令」という一大事が勃発したのは02年元旦のこと。フジテレビのビジュアルクイーンにも輝いた川村亜紀(34)=B86・W58・H85=が、まさしく“真珠湾攻撃”を食らった形である。
グラビア黄金期のイエローキャブは、水着撮影会で全タレントがハワイに出向くことを恒例としていた。川村も参加していたが、自身の扱いを巡って、何かとゴネることが多かった。
「当時のイエローキャブは次々と新人が台頭してくるから、自分のポジションについて不安を感じたんでしょう。それが撮影会で一気に『やる気のなさ』を露呈して、野田社長の逆鱗に触れた」(写真集コーディネーター)
運が悪いことに直前、あの「9.11同時多発テロ」が発生した影響で、渡航には緊張感が高まっていた。そんな時期の撮影会であったのに、態度の悪さを見せられたらたまらない。
「イヤなら帰っていいんだぞ」
野田社長は川村1人をハワイから強制送還させ、同時に「1年間の自宅謹慎」を言い渡す。
「箝口令が敷かれていたはずなのに『東スポ』の1面を飾った。誰がしゃべったのかと思ったら、野田社長本人(笑)」(写真集コーディネーター)
川村の不安を増幅させたのは、入れ代わりで大ブレイクした小池栄子(34)の存在だ。その小池もデビュー直後に1度、引退を決意したことがある。
「デビューしてすぐに太りすぎてしまって、事務所から10キロの減量指令が下されたんです。そのことをプレッシャーに感じ、急に『保母さんになりたいのでやめます』と言いだしたんですよ」(イエローキャブ元スタッフ)
グラビア仲間の説得もあり、引退を思いとどまったばかりか、ダイエットにも成功して人気は急上昇。
そんな小池にとって思わぬ“天敵”が現れた。当時、タレントとしてもテレビに引っ張りだこになっていた野田社長自身である。
「バラエティ番組の収録の合間に、小池にピシャリと言われたんです。私と社長を同じ番組で共演させないでほしいって」(イエローキャブ元スタッフ)
野田社長に求められるのは鬼軍曹キャラであり、それは自社のタレントを相手にしてこそ発揮される。
「小池の言い分は、事務所とか舞台裏で怒られる分にはかまわないと。ただ、テレビに映るところで辛辣なことを言われるのは耐えられない──その意見は尊重するようにしました」(イエローキャブ元スタッフ)
04年の分裂騒動で小池は野田社長と袂を分かったが、案外、この時の遺恨が尾を引いていたのかもしれない。
そして、イエローキャブ初の100センチ超え巨乳を誇ったのが根本はるみ(34)=B103・W60・H88=だったが──。
「実は、根本はデビュー前から首の後ろにバタフライ形のタトゥーが入っていた。撮影で絶対に見つからないように、全スタッフで徹底ガードしていました」(グラビアスタイリスト)
最後に登場するのは、青山学院大卒の高学歴ながら、負け犬キャラが定着しつつある小林恵美(32)=B88・W56・H83=。04年の分裂時に小林が選択したのは「イエローキャブ残留」だった。
「ところが、そのあとになって『サンズ』に移籍。だったら、最初からそっちを選べよって全員がずっこけましたよ」(イエローキャブ元スタッフ)
巨乳だけでなく、醜聞においても「殿堂」であった。