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フジテレビの新番組が“壊滅”危機に陥っている。視聴率低迷はいよいよシャレにならないレベルになってきた。
「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に対抗すべく、安藤優子キャスターを司会に据えて鳴り物入りでスタートした昼の情報番組「直撃LIVEグッディ!」は、20日の一部時間帯で平均視聴率1.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)に落ち込むなど大苦戦。10%台を維持するミヤネ屋を脅かすどころか、早期打ち切りを心配する声も上がっている。
夕方の新情報番組「みんなのニュース」(13日放送分)は、午後4時台が2.3%、5時台は4.2%、終盤の6時台も6.6%と低空飛行。いいとも後番組「バイキング」も相変わらず低調で、4月15日には2.7%の低視聴率を記録した。
ゴールデン帯の新番組も1ケタ台が連発だ。森高千里(46)司会の新歌番組「水曜歌謡祭」は初回の2時間スペシャルが7.3%。深夜枠からゴールデン帯に昇格したバラエティー番組「有吉のニッポン元気プロジェクト おーい!ひろいき村」も、初回の2時間スペシャルは7.7%だった。新バラエティー番組「発見!なるほどレストラン 日本のおいしいごはんを作ろう!」も初回4.0%である。
ジャニーズ「嵐」相葉雅紀(32)主演の月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」も危ない。15分間拡大した初回こそ13.0%とまずまずだったが、2回目は11.4%に下落。フジ月9からテレ朝“木9”にくら替えしたキムタク主演「アイムホーム」が初回16.7%をマークしたのとは対照的で、1ケタ転落も心配されている。
水曜午後10時のドラマ「心がポキッとね」も初回こそ10.4%だったが、2回目は7・5%に落ち込んだ。
新番組が振るわない中、21年目を迎える朝の情報番組「めざましテレビ」は、4月16日放送分が11.3%と気を吐いている。ただ、同時間帯のライバル番組「ZIP!」(日本テレビ系)に視聴率で負ける日も出てきているほか、人気を牽引する加藤綾子アナ(30)のフリー転身話も絶えないなど不安が残る。
一方、抜群の安定感を誇っているのは、おなじみの長寿アニメだ。4月19日に放送された「サザエさん」は17.1%、「ちびまる子ちゃん」は11.7%をマークし、アニメ部門視聴率をワンツー独占中。同日朝9時に放送された「ドラゴンボール改」が6.7%、続けて9時30分から放送された「ワンピース」が9.0%と、こちらも調子がいい。
満を持して投入した新番組がことごとく外れ、いつまでたっても「サザエさん」と「ちびまる子ちゃん」にオンブに抱っこのフジテレビ。起死回生の策はあるのか。