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シアタークリエ3月公演「死と乙女」の公開舞台稽古が19日、東京都内で行われ、出演者の大空祐飛、風間杜夫と演出を手掛ける谷賢一氏がマスコミ向けにあいさつした。
シューベルトの名曲「死と乙女」をモチーフにした本作は、独裁政権崩壊後の南米のとある国を舞台に3人の登場人物たちが激しい葛藤と心理戦を繰り広げる。谷は「1991年に書かれた戯曲に新しい命を吹き込もうとみんなで稽古してきました。時代も国も違いますが、今の時代に通じるものがある作品だと思います」とアピールした。
かつて学生運動に参加し、独裁政権下で誘拐・監禁され拷問を受けた記憶に怯えるポーリナを演じる大空は「とてもすてきな脚本に出会えたことは本当にうれしいのですが、稽古中は膨大なせりふが苦しくて」と稽古を振り返り、「新進気鋭の谷さんに指導をいただき、面白い作品ができたと思います。シアタークリエでこういう作品ができるのは珍しいと思いますので、たくさんの人に見てもらえたらうれしいです」と期待を寄せた。
弁護士であるポーリナの夫・ジェラルド(豊原功補)を偶然から車で送った医師のロベルト役の風間は「1カ月近くデリケートに緻密に舞台を作り上げてきました。演出家の手腕です。今日から始まりますが、多くの人に見てほしい。きっと楽しんでいただけるものになっていると思います」と自信をのぞかせた。
舞台は東京・日比谷シアタークリエで3月19日から28日に上演。