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イタリアの奇才ダリオ・アルジェントが手がけた不朽のホラー映画『サスペリア』。日本でも1977年、「決して一人では見ないでください」というキャッチコピーとともに公開され、大ヒットを記録した本作を、TVシリーズにする動きがあるようだ。Screen Dailyが伝えた。
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『サスペリア』は、トマス・ド・クインシーの小説に着想を得た映画。故郷のアメリカを離れ、ドイツのバレエ名門校に入学した若い娘スージー(ジェシカ・ハーパー)が、魔女のかかわる奇怪な事件に見舞われる。極彩色の映像美と、プログレッシブ・バンドのゴブリンが担当した音楽で、今なお語り継がれる名作となっている。
そのTVシリーズ版は『Suspiria De Profundis(原題)』と題され、フランスのアトランティック・プロダクションズと、イタリアのカトレアが共同製作。19~20世紀の変わり目におけるロンドンとローマを舞台に、映画のベースとなった小説の作家、ド・クインシーを主人公にすえる。そして、名探偵ホームズのように悪の心理ファンタジーを探求し、恐怖に彩られたミステリーに挑む物語になるという。12話構成の英語作品として作られ、映画の監督だったアルジェント自身も、アーティスティック・スーパーバイザーとして参加する。
TVシリーズ化に際してアルジェントは、「今日のTVドラマが示す並外れた表現の自由と創造性、そして、社会の関心を見て、私も新しい分野に取り組もうという気になりました」と話している。また、上の報道を受けて、『HANNIBAL/ハンニバル』製作総指揮者のブライアン・フラーは、「アメリカ版はぜひ僕にやらせて!」とツイートしている。
ちなみに、『サスペリア』のほか、1966年のマカロニ・ウェスタン映画で、クエンティン・タランティーノ監督作『ジャンゴ 繋がれざる者』の着想の元になった『続・荒野の用心棒』も、TVシリーズ化されることがあわせて報じられている。(海外ドラマNAVI)
Photo:SUSPIRIA [IT 1977] JESSICA HARPER Date: 1977
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