社会そのほか速
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ドイツ・ブンデスリーガは20日から22日に行われた第26節で「偏見を無くし、差別を撲滅しよう」と言うキャンペーンを行った。各クラブから選手を1名選出し、同キャンペーンの告知をしている。
DF内田篤人の所属するシャルケからはDFベネディクト・ヘーベデス、MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントからはMFイルカイ・ギュンドアンが選ばれ、21日のドイツ紙『ビルド+』のインタビューで外国人選手および偏見について語っている。
自身がトルコ系の移民であるギュンドアンは、祖父の代からドイツに移住。すでに家族は40年以上ドイツで過ごしている。祖父の代は仕事を探すのにも苦労したようだと聞いたギュンドアン。自身はドイツで生まれ育ったこともあり大きな苦労は無かったと話す。
ヘーベデスは、子供の頃は外国人と接することが少なかったためにシャルケに入団するまでは差別や偏見とは縁がなかったと明かしている。
ブンデスリーガは現在多くの外国人選手を抱えている。そのためクラブによっても対応は様々なようだ。
ドルトムントではまず初めにMFケビン・グロスクロイツと同部屋にされ、同選手と共に過ごし慣れさせるという。そのため、ドイツ語を含めてドルトムントのチャントなどは1週間程度で覚えるとギュンドアンは話す。香川も2010年に加入した当初、世話係に同選手が付いたことは有名な話にもなっている。
シャルケについては、そういったことは特にしないが常にオープンに接するようにしているとヘーベデスは明かした。そして、他国の文化などに興味を示すことが大切だとも語っている。
同選手は特に「たとえば内田篤人。日本語のいくつかを彼に教えてもらっているよ」と、内田とのコミュニケーションの取り方を打ち明けた。
両選手は「外国人のジョークを笑うことが出来るようになれば面白い」と、偏見をなくすことでもっと世界観が広がると考えている。
いつかヘーベデスやギュンドアンが日本語で冗談を言う日が来るかもしれない。