社会そのほか速
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プレーオフを制して優勝し、ギャラリーに笑顔で応える飯島茜=22日、佐賀・若木GC
優勝から遠ざかって4年半。一時「引退」も頭をよぎった31歳の飯島が、久々の勝利の感激に浸った。プレーオフ6ホール目での決着。うれし涙はなく「疲れて泣けなかった」と笑った。
混戦の中、13番(パー4)でOBもあってダブルボギー。だが、この後の3バーディーで首位に追い付く。「今回駄目でも、次があると思えていた。いっぱいいっぱいではなかった」
オフの1カ月のタイ合宿中、ひたすら基本のアプローチ練習をする中、ひらめいた。スイングに悩み、約3年前から指導を受ける男子プロの片山晋呉の教えが、やっと分かったと感じた。片山プロに「別人だね」と言われ、自信が膨らんだ。
それは、単純な技術練習の繰り返しでつかんだものではない。片山プロに「生活から変えないと変わらない」と言われ、これまでやらなかった料理や読書にも取り組んだ。「同じことを繰り返していても、ここまで来られなかった。いろいろな人のおかげ」
通算22勝を挙げている全美貞とのプレーオフを制したのは、取り戻した闘志のおかげでもある。生涯獲得賞金は4億円を突破。中堅の今後が楽しみになってきた。