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好調をキープする敦賀気比の1番・篠原
第87回選抜高校野球大会は、いよいよベスト4が出揃い、31日に大阪桐蔭-敦賀気比、浦和学院-東海大四の準決勝2試合が行われる。
「春は投手力」の格言通り、プロ注目右腕の敦賀気比・平沼翔太ら、4校とも絶対的なエースを擁し、うち3校は全3試合を1人で投げ抜いている。
決勝進出に向け、相手エース攻略は必須。その中で、打線の流れを生み出すリードオフマンの役割は、いつも以上に大きくなるだろう。
ファイナル行きの切符をつかむのはどの学校になるのか。準決勝を展望し、打線の“顔”となる1番打者を比較したい。
○大阪桐蔭-敦賀気比
大阪桐蔭の2年生リードオフマン・中山遥斗は11打数1安打(打率.091)と4校進出校で最も元気がない。後を打つ2番・永廣知紀の調子が良く、カバーはできている。しかし、敦賀気比のエース・平沼が相手では、4番・青柳昴樹など好打者が揃う強力打線でも、そう簡単に集中打を望めない。中山が復調し、活性化させたいところだ。
一方の敦賀気比の1番・篠原涼は好調をキープする。選手宣誓を務めた主将は10打数4安打(打率.400)と安定した成績を残している。168センチと小柄だが、2回戦の仙台育英戦では大会屈指の好投手・佐藤世那から先制点につながる安打を放った。打者としてもプロ注目である平沼が4番に座るだけに「篠原が出塁し、平沼がかえす」展開に持ち込みたい。
最も勢いに乗る浦和学院の1番・諏訪、じゃんけんで決める先攻・後攻も勝負の分かれ目?
○浦和学院-東海大四
4強進出校で最もノリに乗っているのが、浦和学院の2年生・諏訪賢吉だ。目下、13打数6安打(打率.462)の大当たり。チャンスメークだけでなく、2回戦の大曲工戦では逆転の2点タイムリーを放ち、準々決勝でも県岐阜商の152キロ右腕・高橋純平からダメ押し打を放った勝負強さを持っている。50メートル6秒0の俊足で、東海大四のエース・大澤志意也は最も注意しなければならない打者だろう。
対する東海大四の1番・冨田勇輝は11打数2安打(打率.182)。しかし、昨秋の明治神宮大会で浦和学院と対戦した際、チームは5安打に封られて6回コールド負けしたが、冨田はエース・江口奨理から意地の1安打を放っており、苦手意識はないはずだ。前評判では浦和学院有利とみられているだけに、初回から出塁してかき回し、先取点を奪えば、一気に勝負は分からなくなってくる。…