社会そのほか速
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◇プロ野球オープン戦
○ソフトバンク3−0阪神●(4日、甲子園)
9年ぶりに日本に戻ってきたソフトバンクの松坂の実戦初登板は甲子園。怪物伝説の原点となった舞台だ。「フワフワして、うまく力が入らなかった」と苦笑しながらも、試合中に修正する“らしさ”を見せた。
立ち上がりから、直球は140キロ前後にとどまり、シュート回転するうえ制球も甘い。三回、2死満塁のピンチを招くと「簡単に打たれたくない」とギアが入った。マートンに1ボールから低めに切れのある直球を3球続ける。最後は145キロで遊ゴロに仕留めた。予定の3回を、4安打2四球ながら無失点でしのぎ「毎年、最初の登板はこうなる」と淡々と振り返った。
西武時代から修正能力は高い。三回の投球に「だんだん重心が落ち、強く腕を振れる感覚が出てきた」と手応えを口にした。
キャンプでは、メジャーの硬いマウンドで投げていた影響で開きの早くなったフォームの修正に取り組み、ようやく「神経質になって、(フォームを)考える必要がないところまで来ている」。阪神の足を絡めた攻撃にも「米国ではあまり考えていない。対処の仕方を考えられる」と余裕しゃくしゃくといったところ。シーズン開幕へ向け、着実に日本仕様への転換を進める。【小林悠太】