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今冬にイングランドのチェルシー・レディースからドイツのヴォフスブルク・フラウエンに移籍したなでしこジャパンのエースFW大儀見優季。1年半ぶりにドイツに戻ってきた理由とカナダ杯に向けての意気込みを27日、ドイツサッカー協会(DFB)公式サイトのインタビューで語っている。
1年半前にブンデスリーガ女子の得点女王となり、チェルシーLへ移籍した大儀見は「イングランドはロングボールが多く、なかなか試合に絡めなかった」と、イングランドでの苦労を明かした。
なでしこジャパンも細かいパスを回すサッカーなだけに自身には合わないと感じたことをドイツへ戻った理由の1つとして挙げている。
それでもチェルシーLで過ごした時間は「悪くは無かった。良い時間だった」と、捉えている。
昨季2冠を達成したヴォルフスブルクFへ加入した印象は「プロフェッショナルでレベルが高い」と、感じている。ここまで2試合(同インタビュー時点)をこなしデビュー戦では得点も決めた大儀見だが「まだ、満足していない」と、話した。
そしてクラブでの目標は「個人的には常に成長し続けること」と向上心を忘れない。チームとしては「可能な限りのタイトルをすべて獲る」と、現在リーグ首位、チャンピオンズリーグベスト8、DFBポカール(ドイツカップ)でまだ全ての可能性があるだけに「トリプルが夢」と、意気込んでいる。
さらに今年は6月にカナダ女子W杯を控えている。大儀見は「チャンピオンとして臨む初の大会。プレッシャーは大きい」と、漏らした。それでも「それを乗り越えられると確信している。再び良い結果を残したい」と、自信を見せた。
また、「夢は決勝でドイツと当たること」と強豪ドイツとの対戦を希望している。
同日にはMSVデュイスブルク・フラウエンとホームで対戦し、7-0で大勝。大儀見は62分から出場して残念ながら得点は無かった。
同試合でリーグは中断。3月4日に開幕するアルガルベ杯へ合流の予定。W杯前哨戦としてまずは同大会で優勝を目指す。