社会そのほか速
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ハリルJ初陣で2発演出の香川「勝ち切ったことが大事」
[3.27 キリンチャレンジ杯 日本2-0チュニジア 大銀ド]
強い決意を胸にピッチに入った。MF香川真司(ドルトムント)は0-0の後半15分からトップ下で途中出場。FW本田圭佑と同時に投入されると、2得点を演出した。
「(本田)圭佑くんとリズムを変えようと話していたし、勝ちにこだわった中で勝てたことは良かった」。後半33分、中央をドリブルで仕掛け、左サイドのスペースに展開。本田のクロスに岡崎が頭で合わせ、先制点を奪った。同38分には岡崎のスルーパスに香川が反応。PA内左からクロス性のシュートを入れ、GKが弾いたボールを本田が押し込んだ。
本田、そして後半27分から投入された岡崎と、途中出場で起用された2人がゴール。「流れを変えようと話していた。その2人が点を取ったのは大きいし、勝ち切ったことが何より大事」。日本代表で長く主力を担ってきた3人が、いずれも途中出場で貫録の存在感を見せた。
FW川又堅碁、FW永井謙佑、DF藤春廣輝らフレッシュな顔触れが先発に並んだ。FW宇佐美貴史も途中出場でA代表デビュー。「個人個人の特長が出ていたし、新しい選手の力を生かしながらやっていきたい。今まで一緒にやっていた選手は分かり合えているところもあるけど、違うリズムも必要。そういう選手の良さを生かしたい」。新戦力との“融合”にも意欲を示した。
バヒド・ハリルホジッチ新監督の初陣で手にした勝利。背番号10は「まだまだ課題はあるけど、監督がやりたいサッカーをみんなが意識している。攻守の切り替えのところでもっと質を上げてやっていければ。成長するために勝っていかないといけない。結果と内容を貪欲に突き詰めていきたい」と話していた。
(取材・文 西山紘平)
宇佐美惜しい…ポスト直撃、デビュー戦初ゴールならず
[3.27 キリンチャレンジ杯 日本2-0チュニジア 大銀ド]
日本代表は27日、キリンチャレンジ杯でチュニジア代表と対戦し、2-0で勝利した。前半をスコアレスで折り返した日本だが、ベンチスタートとなっていたMF本田圭佑、MF香川真司、FW岡崎慎司の欧州組を途中出場させた後半に2得点を奪った。バヒド・ハリルホジッチ監督の初陣を白星で飾った。
待望のサムライブルーデビューを果たした。ベンチスタートだったFW宇佐美貴史に出番が回ってきたのは後半27分、FW武藤嘉紀と交代で入ると、本田や香川ら海外組と融合し、ゴールに迫った。
本田のダメ押し弾の起点となるプレーを見せた宇佐美だが、一番の見せ場は後半44分だった。香川のスルーパスに反応。GKと1対1になると、コースを冷静に見極め、ゴール右隅へと蹴り込む。
決まった!
誰もが声を挙げたが、ボールは無情にもポストに嫌われた。
昨季はG大阪を国内3冠へと導く原動力となった宇佐美。そして、満を持しての代表デビューを果たした。プラチナ世代の象徴として語られる宇佐美の逆襲はこれからだ。
本田、ハリル監督の手腕に感嘆…途中出場で1G1Aに「それも監督の質」
[3.27 キリンチャレンジ杯 日本2-0チュニジア 大銀ド]
流れを変えた。試合を決めた。0-0の後半15分からピッチに入ったFW本田圭佑(ミラン)は同33分、左クロスからFW岡崎慎司の先制ヘッドをアシストすると、同38分には自ら追加点。香川のシュート性のクロスをGKが弾いたところに詰め、左足で押し込んだ。
「いいところにこぼれてきた。シュートはDFに当たる可能性もあったけど、うまく決められた」。ラスト30分の出場で1ゴール1アシスト。背番号4がさすがの存在感を見せつけた。
MF香川真司と同時にピッチに入り、12分後には岡崎、FW宇佐美貴史が投入された。途中出場で起用された選手が見事に結果を残したが、それもバヒド・ハリルホジッチ監督の手腕だと本田は言う。「監督の初試合だから言うわけではないけど」と前置きしたうえで、新監督を称えた。
「途中から出た選手が結果を残した。それも監督の質だと思う。サブの選手を準備させて、出たときに役割を発揮させる。その整理ができていたからこそ、(香川と)2人で出て、すぐに(流れを)変えられたと思っている。監督がこの何日間かでそれを選手に浸透させたのは、彼の経験値だと思う」
守備では積極的なプレッシャーと球際の勝負を強く意識させ、攻撃では少ないタッチ数で縦に速く攻めるスピード感を求める。“ハリル流”の片鱗は初陣からも見て取ることができた。4-2-3-1の右サイドで出場した本田も新監督の戦術にしっかりと順応していた。
「順応性は自分の強みの一つではある。監督が代わる、指導者が代わる、何かが変わる。そういうことに対応する力は強さの一つでもある。それがなかったら、(自分には)大してスピードもないし、個人技もないのにってなるから」。そう冗談めかして語った本田はチームが目指す完成形について「本当のスタイルはこれからだと思う」と、指揮官同様、時間が必要との考えを強調していた。
「W杯で負けて、アジア杯で負けて、そこには何らかの原因があった。最後のところで決められずに負けた。そういう流れがある。その流れを日本代表としてつかんでいかないといけない。それは1日、1勝では築けない。辛抱強くこういう試合を続けることが大事。気長にどういうチームになるか待ってほしい」。そう報道陣に語りかけたエースの言葉は偽らざる本音だろう。
(取材・文 西山紘平)
【日本 2-0 チュニジア 国際親善試合】
日本代表は27日、大分でチュニジア代表と対戦し、岡崎慎司と本田圭佑のゴールで勝利を収めた。
試合後、記者会見に臨んだチュニジア代表のジョルジュ・レーケンス監督は日本の勝利を「当然の結果」と語り、淡々とゲーム内容を振り返った。
前半を無失点に抑えたものの、後半残り15分を切ってから2失点を喫して敗戦。レーケンス監督は「8時間の時差があるところから来ているので、後半にその影響が出てくるだろうという予測はしていた。今回はできるだけ有能で才能あふれる選手を連れてきたつもりだ」と長距離移動の影響を敗因に挙げる。
一方で「試合には負けたが、結果に不満はなく満足している。今回チームの問題点なども明らかになった。今回新しく招集した選手が何人かいた。彼らをテストすることができたこともよかった」と収穫も強調している。
さらに日本のサッカーについて「前半は非常に動きも多く、テクニック面でも優れていたが、試合は我々がしっかりコントロールできていた。あまりチャンスを与えることなく進めることができたと思う。後半に入って交代選手が入ってきたところにクオリティの変化があった」と分析し、クオリティの高さを称賛した。
試合前のウォーミングアップでスタメン出場するはずだったキャプテンのヤッシン・シカウィが負傷して急きょメンバー変更を余儀なくされた。
この緊急事態が選手のメンタル面に影響を及ぼしたと嘆いたが、次の中国戦に向けて「今回活躍した選手も入れ替えつつ、最後の30分間持つのか試していきたい。今日と違う結果を出せるのか、監督として当然選手のパフォーマンスを見ていかなければならないので、日本戦と中国戦の違いをしっかり考察していきたい」と意欲を見せた。
【日本 2-0 チュニジア 国際親善試合】
日本代表は27日、大分でチュニジア代表と対戦し、岡崎慎司と本田圭佑のゴールで勝利を収めた。
試合後、記者会見に臨んだヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「非常に満足しています。本当にいい試合をしたと思います」と振り返った。
本田圭佑、香川真司といったこれまでの主力がベンチスタートとなったが、指揮官は「彼らのクオリティはすでに知っているので、他の選手に機会を与えたかった」と説明。「スタートから勇気とやる気を見せてくれた。彼らにブラボーと言いたい」と、選手たちを称えた。
この日からの改善点については「ボールを奪った後のゲーム支配にまだ満足していない」と話す。具体的には「奪ってから最初のところで短いパスを使いすぎ。もっと長いパスで狙いたい」と語った。それでも「今回は選手たちが要求をやろうとしてくれたので、それをキープしてほしい。素晴らしい試合をしたと言いたい」と改めて選手たちを称賛した。
次のウズベキスタン戦は「また違うメンバーで臨もうと思っています」とハリルホジッチ監督。多くの選手に出場機会を与え、監督自身の目で確かめたいという。
「恐らくほぼ全員がチャンスを握れると思います。まだ誰がプレーするかは決めてませんけど、今日プレーしなかったほとんどの選手が出場する。リスクはあると思いますけど、色々なプレーヤーの情報がほしい」
ただ、勝利を目指すことに変わりはない。「この考え方、モチベーションをキープすることで新しい日本が生まれる」と、指揮官は日本代表の可能性を確信しているようだ。
「それが日本代表にとって、日本の国民の皆さんにとって良い道になると思っている。世界で何がハイレベルかということを私は知っています。それを選手たちに伝えたい」と今後に向けての抱負を語った。