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ニューヨーク・シティのビジャ(左)とオーランド・シティのカカ(右) [写真]=Getty Images
MLS(メジャー・リーグ・サッカー)の開幕戦が8日に行われ、今シーズンから新規参入しているオーランド・シティと、同じく新規参入のニューヨーク・シティFCが対戦した。
オーランド・シティに所属する元ブラジル代表MFカカと、ニューヨーク・シティFCに所属する元スペイン代表FWダビド・ビジャの両主将は、ともに先発で出場している。
最初の見せ場は37分。オーランド・シティが細かいパス回しから攻めこむ。カカが強烈なミドルシュートを放つも、これはニューヨーク・シティの守護神ジョシュ・ソーンダースが大きく弾き出し、得点には至らない。前半はこのまま両チーム無得点で折り返す。
両チームなかなか得点を挙げられない展開であったが、最初に試合を動かしたのはニューヨーク・シティ。76分、左サイドに開いていたビジャがボールを受け、中央のミッケル・ディスケルドヘ送ると、ディスケルドはこれを右足で鮮やかに決め、記念すべきクラブ初ゴールを挙げた。
すると試合は完全にニューヨーク・シティペースとなる。83分には中央でボールを持ったビジャが、オーランド・シティのオーレリアン・コリンのファールを受ける。これを近くで見ていたレフェリーは危険なタックルと判断し、レッドカードを提示。1点ビハインドのオーランド・シティは10人で戦うという、厳しい状況に追い込まれた。
しかし、後半アディショナルタイム1分、カカがクラブの歴史に名を刻む。ゴール正面からのフリーキックを直接狙うと、壁にあたりコースが変わったボールはネットを揺らし、劇的な同点ゴールとなった。
ビジャのアシストとカカのゴール、2人のスター選手によって華を添えられた開幕戦は、このまま引き分けに終わっている。
【スコア】
オーランド・シティ 1-1 ニューヨーク・シティFC
【得点者】
0-1 76分 ミッケル・ディスケルド(ニューヨーク・シティFC)
1-1 90+1分 カカ(オーランド・シティ)
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