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【住まいの処方銭】この春、子供を一人暮らしさせる親も少なくないだろう。最近の賃貸住宅事情をまとめた。
親や子供が重視する条件の上位は、遮音性と防犯性だ。遮音性を重視すると「マンション」になるが、賃貸では「(鉄骨)鉄筋コンクリート造」より遮音性に劣る場合がある「鉄骨造」も、「マンション」に分類されていることがある。こだわりがあるなら、「(鉄骨)鉄筋コンクリート造」を探す。
防犯性能で重視される「オートロック」も過信しない。オートロック付きマンションを専門に狙う窃盗犯がいる。ドアの隙間にチラシなどの紙を差し込み、センサーを誤作動させて解錠するのだ。すべてのオートロックが可能ではないが、知っておこう。
さらにオートロックがあっても後ろからついて建物内に侵入する輩には無防備になりやすい。子供は嫌がるだろうが、防犯面が気になるなら大家が1階や周辺に住んでおり、よく見に来るような物件を選ぶ方法もある。
ところで、退去時のことも考えた部屋選びも忘れずに。敷金を巡るトラブルは一向に減らないのだ。東京都の賃貸住宅を契約するなら「賃貸住宅紛争防止条例」が適用され、契約前、退去時に借り主が負担する費用の説明がされる。クリーニング代や鍵交換代は本来、貸主負担だが、借り主の負担とする例も多い。
さらに、入居したらすぐにキズ、汚れの場所や大きさ、状態を確認。モノサシをあてた日付入りの写真を撮影し、内覧時に受け取った図面に明記する。きちんとした不動産会社や貸主なら「現況確認書」を渡すはず。不動産会社で「『現況確認書』を使用しているか」と尋ねると会社の選別になる。
物件を仲介する不動産会社がきちんとしているかも調べたい。処分を受けている会社かをインターネットで調べられるので、「社名」「行政処分」で検索。トラブルを起こした会社で契約するのは避けたい。他の会社でも同じ物件を扱っているからだ。
東京都内の賃貸契約で悩んだら東京都の賃貸ホットライン((電)03・5320・4958)へ。 (不動産・住生活ライター 高田七穂)2015/3/17 16:56 更新