社会そのほか速
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サンヨー食品株式会社(東京都港区)の人気シリーズ「サッポロ一番」から脱ファミリーな味わいの『サッポロ一番大人のみそラーメン薫る焦がしガーリック タテビッグ』(100gうち麺72g・希望小売価格 税抜215円・2015年2月/コンビニ限定発売)が出た。
どうしても「サッポロ一番」ブランドというとCFの影響もあるせいか、ファミリー向けの平和な美味しさを連想してしまうけれど、今回の『サッポロ一番大人のみそラーメン薫る焦がしガーリック タテビッグ』はだいぶ違う。どれくらい違うかというとシルエットがタテ型になって、イメージカラーのオレンジはあるものの全体のパッケージをブラックで仕上げたくらい違う。
本来「サッポロ一番」の袋めんの「みそラーメン」もそうだけれど、クセのない食べやすい絶妙なみそ味が特徴。ただその一方でみそラーメンの本格ファンからは「ちょっと手ぬるい」と感じられてしまいがちなことも確かだ。これまでも平型カップめん「サッポロ一番 みそラーメン 辛口ラー油仕上げ どんぶり」などでアグレッシブな動きを垣間見せていたものの、やはり印象としてはどうしてもまだピースフル。
そんな中でリリースされた『サッポロ一番大人のみそラーメン薫る焦がしガーリック タテビッグ』だが、その本気度はまず、フタをあけてお湯を注ぐときに、一面に敷き詰められた薄白色のもやしで気づき、必要湯量の400mlを注ぎきる頃にはその強力なみその香りで実感される。
ただ単にみそというには複雑な赤だしみそをベースとした複合合わせ技のみその香りは、ベースのポーク風味と合わさってかなり濃い印象。調理3分の油揚げめん、そこに加わるかやくは焼ポークダイス、もやし、ねぎ、赤唐辛子の4種類。これに後入れの「仕上げの小袋」を入れることによって一気にガーリック感が高まり、食欲のスロットルを全開にさせる。隠し味として感じる苦味もまた良い方向にしかアクセルを踏まない。
スープはもう分厚い合わせみその重厚なコーラス。その和音は赤唐辛子の辛みも加わって圧がすごい。ドロリと波打って口中に入ってくるが、これがまた焦がしニンニクと相まってたまらなく美味い。
めんの方に言ってみるとたたまれた一般的な油揚げめんなのだが、つるつる度が非常に高い。スープの油度が高いので余計につるつるとして感じる。大人のみそ味をここまで実現しているのだから、ここはもう少しザラッとしていても良いのではないかと、唯一疑問符がついた部分だ。…